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登録日:2021/01/13 Thu 00 12 46 更新日:2024/02/09 Fri 21 26 47NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 DT再録 ENEMY OF JUSTICE GBA LEGENDカード ゴッドバードアタック バードマン 疾風鳥人ジョー 罠カード 通常罠 遊戯王 遊戯王GX 遊戯王OCG 遊戯王ラッシュデュエル 鳥獣族 レベルの低い者の足掻きも、そこまでだ ゴッドバードアタック 通常罠 (1):自分フィールドの鳥獣族モンスター1体をリリースし、フィールドのカード2枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 《ゴッドバードアタック》とは、「ENEMY OF JUSTICE」で登場した遊戯王OCGのカードである。 通称「ゴドバ」。 目次 概要 アニメでの活躍 おまけ・類似カード 概要 自分フィールドの鳥獣族モンスターをリリースすることで、フィールドのカードを条件問わずどれでも2枚破壊する。 カードの種類・表示形式に関係なく破壊できるため、面倒くさい永続効果から逃れたり EXデッキのモンスターを召喚するために素材を並べたところで発動して展開を妨害したりと、活躍の幅は非常に広い。 極めて高い妨害能力を持っている一枚である。 このカードが登場したGX期は、カードプールの狭さもあって「鳥獣族は不遇種族」という今では考えられない評価がなされていた。 そんな中で優秀な妨害能力を備えたこのカードは「鳥獣族の確かな強み」としてカウントされるようになる。 直後に発売されたストラク「烈風の覇者」や翌年に登場した《風帝ライザー》の活躍もあり、鳥獣族という種族の発展に一役買っている。 時は流れて、アニメ5D'sが放映された時期。 極めて強力なデッキと恐れられた闇属性・鳥獣族の【BF】デッキが登場する。 ただでさえ高い展開力と戦闘能力を持っていたデッキであったが、 鳥獣族モンスターで構成されていたため《ゴッドバードアタック》による妨害まで会得してしまい、隙のないデッキに仕上がってしまった。 当時「BFをメタるのは無理」という評価もあったが、その大きな要因の一つにこのカードが挙げられる。 《スキルドレイン》を始めとする永続メタカードはこのカードが突破でき、さりとてこのカードを止める《王宮のお触れ》を貼るとこちらのメタカードが止まる。(*1) 《黒い旋風》で持ってきた下級アタッカーで殴りつつ、隙があれば《ゴッドバードアタック》を撃ってれば大概の布陣は突破できるので「致命的なメタカード」と呼べるものがなかったのだ。 そうしたこともあって、一時期は準制限カードにも指定されていた程である。 (ただし【BF】に対する過剰規制と判断されたのか、早い段階で無制限に戻っている) そうした非常に便利な効果ではあるものの、以下の欠点もある。 1.無効にされた時の損害が大きい このカードは自分のカード2枚(《ゴッドバードアタック》とコストの鳥獣族)を失う代わりに相手のカードを破壊する効果だが、 効果を無効にされると破壊もできずコストの払い損で2枚のカードを失う大損害を被ってしまう。 そのため除去カードでありながら、事前に伏せてある罠カードにビビるジレンマを抱えている。 2.必ず2枚破壊しないといけない このカードを発動するからには、相手のフィールドにカードが1枚しかなくてもピッタリ2枚のカードを必ず対象にしないといけない。 そのため相手のカードが2枚未満の時は、自分のカードを破壊しないといけなくなる。 3.発動には《ゴッドバードアタック》と鳥獣族がそれぞれ必要 つまりどちらかが欠けると発動できなくなるので、「発動前に除去される」方法で発動を阻止されやすい。 また発動条件があるということは、必要なカードが揃わず腐るリスクもある。 特に肝心の《ゴッドバードアタック》が《トラップトリック》くらいしかサーチ手段がないこともあり、こうした懸念が付きまとう。 時が経つにつれてこうした欠点を無視できなくなり、今では採用率は減っている。 とは言っても弱くなったわけではなく、或いはEXデッキへの依存度が上がったことで妨害能力は更に高まっている。 アニメでの活躍 お前を「死の風」から守る壁は消えている! シムルグの効果で、完全に終わりだなッ!! 『遊戯王GX 132話』の「十代vsバードマン」戦にてバードマンが使用。 《トルネード・バード》をリリースし、十代のセットカード《融合》《フェイク・ヒーロー》を破壊することで《神鳥シムルグ》の効果をアシスト。 更に「このターン中に破壊されたカードの枚数×500」の効果ダメージを発生させる罠カード《エクスプロージョン・ウィング》の大ダメージに繋げる活躍を見せた。 その他、『遊戯王ZEXAL』では観月小鳥のデッキ(エースは天使族)になぜか搭載されていた。名前ネタ? おまけ・類似カード 「自分フィールドの特定の種族のモンスターと引き換えに、複数枚除去を行う罠カード」という括りで以下のカードを挙げる。 毒蛇の供物 通常罠 (1):自分フィールドの爬虫類族モンスター1体と、相手フィールドのカード2枚を対象として発動できる。 その自分の爬虫類族モンスター1体と、その相手のカード2枚を破壊する。 こちらは自分の爬虫類族を捧げる。 《ゴッドバードアタック》と同じ2 2交換だが、大きな違いは自分の爬虫類族モンスターも効果で破壊する点。 無効にされても《ゴッドバードアタック》と違ってモンスターは犠牲にならずに済む。 そしてこれを活かして、例えば《ラミア》の効果を受けた爬虫類族モンスターや、効果で破壊されない《レプティレス・メルジーヌ》を対象にすることで 自分のカードは破壊されず、相手のカードだけを破壊する1 2交換が可能になる。 他には《エーリアン・ソルジャー M/フレーム》等の「破壊された」ことをトリガーにした効果を発動させることもできる。 イラストに描かれている《毒蛇王ヴェノミノン》も破壊されることで《蛇神降臨》のトリガーになり、《毒蛇神ヴェノミナーガ》を特殊召喚できる。 《毒蛇王ヴェノミノン》の属する【ヴェノム】とは比べるのも烏滸がましいくらいの利便性を持っている。 ただし自分の爬虫類族を「コストでリリース」ではなく「効果で破壊」するばかりに不都合な問題も露わになっている。 それは「効果解決時に破壊するはずのカードが一つでも欠けると一切破壊できなくなる」という部分。 つまり《毒蛇の供物》にチェーンして(破壊対象となる相手のカードのみならず)自分の爬虫類族を除去される、 或いは《月の書》で裏側守備表示にされる、《DNA改造手術》で爬虫類族以外の種族に変更されるなど このカードを不発にさせる方法が《ゴッドバードアタック》以上に存在している。 E.M.R. 通常罠 (1):自分フィールドの機械族モンスター1体をリリースし、 リリースしたモンスターの元々の攻撃力1000につき1枚まで、フィールドのカードを対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 「エンタメイト」ではなく、「エレクトロ・マグネティック・レールガン」と読む。 こちらは機械族をリリースする。 他のカードと異なり、破壊枚数は不定で「リリースする機械族の攻撃力」にて決定され、場合によっては大量除去も可能。 破壊枚数は「まで」なので暴発の危険も少なく、機械族モンスターは元々ステータスに恵まれているものが多いため使い勝手は悪くない。 破壊枚数を決めるのは「元々の攻撃力」なので、何らかの効果で攻撃力が下がっていても破壊枚数が減ることはない。 例えば妥協召喚した《深夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト》を使っても3枚破壊できる。 アド損にならない2 2交換は攻撃力2000以上のモンスターが必要になるが それでも《サイバー・ドラゴン》や《ギアギガントX》など出しやすく使いやすいモンスターがいる。 「ドライトロン」儀式モンスターであれば最大2 4交換が可能となり、 更に墓地からも降臨させられる性質上、リリースした後でもう一度降臨させ直すといった芸当も可能。 とはいえ、攻撃力2000未満のモンスターをリリースするとアド損になる(攻撃力1000未満だとそもそもリリースに選べない)という欠点はさすがに小さくはない。 手間をかけて出した攻撃力2000以上のモンスターでは気軽にリリースするわけにはいかず、腐るリスクは《ゴッドバードアタック》よりずっと高くなってしまう。 実質的には上記のカードのような妥協召喚などで「攻撃力2000以上の機械族を気軽に供給できるため《ゴッドバードアタック》感覚で使える」デッキ専用のカードと言える。 崩界の守護竜 通常罠 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分フィールドのドラゴン族モンスター1体をリリースし、フィールドのカード2枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 こちらはドラゴン族をリリースする。 遊戯王トップクラスの数と力を備えている種族なので使用する機会は多い…かというと案外そうでもない。 十分な展開力を活かした盤石の盤面を構えられるだけのパワーを元から持っている種族なので 「別に弱いとは言わないけど、ドローしないと使えないコレをわざわざ使う場面が無い…」という状況になりかねないくらいなのである。 リリースされることで効果のトリガーになる【聖刻】であれば一考の余地はあるが 主要な展開を終えた後にリリース用の「聖刻」モンスターがフィールドに残っているかは別の話。 相剣暗転 通常罠 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドの幻竜族モンスター1体と相手フィールドのカード2枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 (2):このカードが除外された場合に発動できる。 自分フィールドに「相剣トークン」(幻竜族・チューナー・水・星4・攻/守0)1体を特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したトークンが存在する限り、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。 自分の幻竜族と引き換えに破壊効果を発動。 《毒蛇の供物》と同様に自分のカードを破壊する効果なので、「破壊された時」をトリガーにする効果や破壊耐性を持ったカードと組み合わせた運用が可能になる。 更に《毒蛇の供物》の泣き所だった「効果処理時に破壊対象が一つでも欠けると効果が適用されない」弱点が改善されているのも嬉しい。 このカードが除外された時にトークンを生成する第二の効果もあるので、仮に破壊効果を狙えなくても腐ることがない。 最大の特徴は、このカードが「相剣」カテゴリーに属していること。 そのため《相剣大師-赤霄》を始めとするサーチ・除外手段が存在している。 また破壊対象に《相剣大公-承影》を選ぶことで、自身の効果で《相剣大公-承影》は破壊を免れつつ その際の墓地除外による「相剣」魔法・罠カードの効果に繋げ、更に追加で相手のカードを除外するまでのアドバンテージを稼ぐこともできる。 「《トラップトリック》以外に使いやすいサーチ手段が存在する」点は大きく、安定して戦術に組み込むことが可能。 その《トラップトリック》も、デッキからセットと除外を一手に行えるので相性が良い。 オメガの裁き 通常罠 (1):自分の魔法&罠ゾーンの表側表示のモンスターカード1枚と相手フィールドのカード2枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 「特定種族」ではないが、自分のカードを巻き込む2 2交換除去ということでこれも記載する。 要求するのが「魔法・罠ゾーンのモンスターカード」とやや特殊で、宝玉獣やペンデュラムモンスターなど「永続魔法・装備魔法・永続罠扱いになれるカード」が必要になる。 《サクリファイス》系統とコンボすれば吸収効果と合わせて実質1 3交換となり、対象にした自分のカードは特殊召喚すれば破壊を回避できるため、 この系統ではそれなりに応用性が高い一枚である。 元々は海外先行カードであったが、来日して与えられた日本語名はデュエルターミナル11弾のタイトルとなっている。 看板モンスターの《ヴァイロン・オメガ》を切り札とするヴァイロンは装備魔法になれるモンスターを多数擁するため、イラスト・効果も両方マッチしている。 次に追記修正されるときは、より高いレベルの記事になることを期待するのだな。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] なおこれに描かれている疾風鳥人ジョーの知名度は低い -- 名無しさん (2022-01-13 00 30 55) 不知火流 燕の太刀も類似に入るか デッキに不知火無いと使えないけど -- 名無しさん (2022-01-13 00 59 20) GBAの罠の方 -- 名無しさん (2022-01-13 06 12 04) 後鳥羽上皇の名前を聞いた時このカードが思い浮かぶ決闘者よ -- 名無しさん (2022-01-13 13 47 36) 変形して突撃するのかな -- 名無しさん (2022-01-13 14 36 19) まさか元ネタはライディーンか? -- 名無しさん (2022-01-15 01 06 58) ゴッドバード、チェンジ! -- 名無しさん (2022-01-16 11 16 24) 名前 コメント
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水沼龍二郎使用カード 効果モンスター 《疫病狼》 《闇より出でし絶望》 《スカル・コンダクター》 ▲画面の上へ 魔法カード 《ミイラの呼び声》 《屍狼の包囲網》 《闇の淵》 ▲画面の上へ 罠カード 《屍狼の遠吠え》 ▲画面の上へ
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登録日:2020/01/13 Mon 10 42 42 更新日:2024/01/03 Wed 14 09 04 所要時間:約 27 分で読めます ▽タグ一覧 B・F カタパルト・タートル キャノン・ソルジャー キュアバーン シモッチバーン ダメージ チェーンバーン デッキ トリックスター バーン フルバーン マシュマロン マジカル・エクスプロージョン ロックバーン ロットン ヴォルカニック 効果ダメージ 戦術 波動キャノン 溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム 火炎地獄 炎属性 破壊輪 超弩級砲塔列車グスタフ・マックス 連鎖爆撃 遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王OCG用語項目 バーンとは、カード効果によるプレイヤーへの直接ダメージ、およびそれによって勝利を目指すデッキのこと。 TCG全体におけるバーンについてはバーン(TCG)にて。 遊戯王でもバーンデッキはMtGの影響からか火力がそれなりにあり、時たま見かけるデッキ。 大まかに分けて「フルバーン」「ロックバーン」の二種類が存在するが、大抵ただバーンデッキと言うと「フルバーン」を指す。 過去のものでは「サイエンカタパ」あたりが有名か。 世界大会を制したデッキもあるなど、環境にも多かれ少なかれ影響を与えている。 (ビートダウンとの混合だが)バーンデッキが組めるカテゴリとしてヴォルカニック、トリックスターなどがある。 また、時械神は攻撃力0のモンスターばかりなので必然的にバーンが勝ち筋になっている。 ▷ 目次 主なデッキタイプ バーンカード通常魔法・速攻魔法・通常罠 モンスター バーンと相性のいいカードドローソース 通常魔法・速攻魔法・通常罠 永続魔法など、フィールドに残る魔法・罠 バーンへのメタ 環境での変遷ゲームにおいてデュエルリンクスにおいて アニメでの扱いアニメでバーンデッキと呼べるデッキを使う決闘者 主なデッキタイプ 【フルバーン】 使い捨てのダメージ魔法・罠を詰め込めるだけ詰め込んだデッキタイプ。 後述のチェーンバーンと違いコンボ要素を一切捨て、単体での火力を重視する。 【ロックバーン】 お互いの攻撃を制限する永続魔法、永続罠カードを用い、その隙に継続的にダメージを与えるカードで削りきるデッキタイプ。 フィニッシャーの候補としては《拷問車輪》《波動キャノン》など。 6期以降、除去効果のインフレにより安定しなくなり見かけなくなったが、《魔鍾洞》が登場して復活した。 デュエルリンクスでのデッキ名から【害悪】と呼ばれることもある。 なんとも物騒なネーミングだが、これは的確にロックを決め、こちらの手を尽く潰してくる嫌らしさから呼ばれたもので、 言ってしまえば戦術の完成度の高さを指して付けられた褒め言葉である。 【キャノンバーン】 《キャノン・ソルジャー》を筆頭とした通称「射出カード」を使うデッキタイプ。 モンスターのリリースによるダメージを基本とし、大量のトークンを並べる、無限ループを組みこむなどのコンボ要素の強いデッキとなっている。 初期から存在する由緒あるデッキで、2000年度のアジア大会を制したデッキでもある。 その後は環境の高速化と共に姿を消すが、10期になるとファイアウォール・ドラゴンという力を得て復権。 ファイアウォール・ドラゴン大暴れの巻き添えで射出カードが大量に投獄されたため現在組むのは難しい。 《カタパルト・タートル》を使った【サイエンカタパ】や2010年度の世界大会を制した【ガエル1キル】もこのデッキの亜種と言える。 【チェーンバーン】 高効率のダメージ源《連鎖爆撃》及び息切れ防止かつコンセプトの噛み合うドローソース《積み上げる幸福》の2枚をキーカードとしたデッキタイプ。 デッキの大半をフリーチェーン(*1)のカードにし、とにかくチェーンを稼ぎながらダメージを与えるというコンボ型バーン。 遊戯王OCGにおけるバーンデッキはこの形が主流になっており、地雷デッキとして大会でも度々結果を残している。 2017年度の世界大会(小学生の部)では優勝を果たすという快挙を遂げた。 詳細は個別項目で。 【シモッチバーン】 《シモッチによる副作用》はライフ回復効果をダメージ効果に反転する効果を持つ。 これにより、相手ライフを回復させるカードでダメージを与えていくというコンボ型バーン。 相手を回復させるカードは主にデメリット効果として付与されている強力なカードに多く、それらの強力効果を副次的に利用しながらフィニッシャーにもしてしまう。 個性的な戦術に魅力を感じるデュエリストも多く、マニアックな人気を誇っている。 【ビートバーン】 純粋なバーンデッキではなく、モンスターによる戦闘ダメージを絡めてより積極的にライフを削ってゆくスタイル。 古くは【ヴォルカニック】を筆頭とする炎属性モンスターのお家芸だったが、【トリックスター】といったかなり後発のテーマにもこの戦法を使ってくるものが存在する。 状況次第で【ロックバーン】にスイッチするタイプは【50 50(フィフティ・フィフティ)】や【ハーフアンドハーフ】などと呼ばれる。 【転移バーン】 デメリットとして自分にダメージを与えるモンスターを相手に送り付けて効果ダメージを与える。 例えば《G・コザッキー》は《コザッキー》が場にいないと自爆したあげく2500もの大ダメージを負うが、裏を返せば送り付けると2500ダメージの爆弾になる。 なので《ギブ テイク》などを使って送り付けてやれば一気にライフを削り切れる。 《アメーバ》や《反目の従者》を装備したモンスターもコントロール転移でダメージを与えられるので、これらを送り付ける事に主眼を置いたデッキ構築になる。 特殊なコンボデッキ 特定のカードとのシナジーを利用したタイプのバーンデッキ。 停止不能の無限ループで死ぬまで焼き続ける【カオスループ】、デッキのモンスターカードを全除外する事で《D.D.ダイナマイト》を絡めた即死ダメージを狙うデッキ破壊並行型の【トーチ・テンペスト】、ドロー強制によって《グリード》による即死ダメージを狙う【グリードバーン】といったユニークなデッキが存在する。 バーンカード 通常魔法・速攻魔法・通常罠 主役。 前述したような理由から第1期以来の最古参もちらほら存在する。 《マジカル・エクスプロージョン》 ご存知1キルの申し子。 手札が0枚の時にしか発動出来ないが自分の墓地にある魔法の数×200のダメージ。 制限カードに指定されようとも時代の流れとともに新たな戦術を取り込んで環境に殴り込みをかけていた問題児。 その後も周辺パーツが規制される→新たなコンボが模索されるの流れを繰り返した末、ついに禁止カードになってしまった。 詳細は個別ページにて。 《残骸爆破》 自分の墓地のカードが30枚を超えてないと発動できないが3000ものダメージを与えられるマジエクの親戚。 マジエク関連が禁止の中これだけは一応許されてる。 《デス・メテオ》 マリクに洗脳された城之内が遊戯に撃っていた通常魔法。 相手のライフポイントが3000以上じゃなければ発動できないが、ノーコストで1000ダメージ与えられる貴重なカード。 《火炎地獄》 条件なしで相手に1000ダメージ与えられるが、自分も500ダメージ貰う通常魔法。 だが相手を先に殺せば関係ない。フルバーンの主力に数えられるカードの1つ。 ちなみに最初期のゲームであるDM1ではなんと5000ダメージを与える超ぶっ壊れカードだった。 当然ライフは8000なのでこれ2枚撃つだけで勝ててしまうが、入手条件が異なるカセット200本と通信対戦して勝利というとんでもないものであった。 …正規の方法でこのカードを手に入れた人は居たのだろうか……。 《ご隠居の猛毒薬》《昼夜の大火事》 ノーコストで800ダメージを与える魔法。 一部のデッキでスロットが足りない時に入ることがある。 猛毒薬の方はいざという時の延命にも使える上速攻魔法なので、チェーンの蓄積にも使える。 《革命》 相手の手札の枚数×200ダメージ。 序盤に撃てば強いが、後半だとショボいダメージしか入らない。 デュエルリンクスでは、LPが半分なので威力が倍、デッキ最小枚数が半分なので初手で引く確率が倍、ついでに初期手札を1枚増やすスキルがあるため単純計算で危険度が4倍強に増加。 史上初のリミット1を食らうこととなった。 《連鎖爆撃》 発動した時点でのチェーン数×400のダメージを与える速攻魔法。 例えば、カードA→カードB→連鎖爆撃の順で発動させると1200ダメージとなる。 同一チェーン上で同名カードが発動していると発動不可というデメリットが有るので注意。(*2) 専用デッキ「チェーンバーン」で用いられる。 上手く使えば1枚で2000オーバーの火力を叩き出す。しかしチェーンを積めなければただの貧弱カードになってしまうので他のカードが必須。この性質から、手札が減った時に引くと役に立たないという弱みがある。 《ミスフォーチュン》《ファイヤー・ソウル》 1000ダメージ以上のダメージを与えられる可能性のある魔法カード。 前者は相手の場に攻撃力2000以上のモンスターがいれば、後者は攻撃力2000以上の炎族モンスターをデッキから除外すればよい。 大抵は《ヴォルカニック・クイーン》を除外することになるだろう。 バトル出来ないデメリットがあるがこのデッキには関係ない。 《仕込みマシンガン》《仕込み爆弾》《自業自得》《停戦協定》《ファイアーダーツ》 1000ダメージ以上のダメージを与えられる可能性のある罠カード群。 だいぶ相手依存だが、意外と簡単に1000ダメージ以上を稼げる。 停戦協定は自分のモンスターでも水増し可能。ただしトークンは通常モンスター扱いなので注意。 「自業自得」は「おジャマトリオ」との組み合わせが光るが、リンク召喚の登場で素材として消費されるようになったので注意。 《D.D.ダイナマイト》 除外されている相手のカードの数×300ダメージ。 《強欲で貪欲な壷》や《強欲で金満な壷》などで序盤から除外カードが増える場面の多い現在の遊戯王では大ダメージを狙いやすい。 《魔獣の大餌》を使って相手のEXデッキ全てをエンドフェイズまで除外した上でこのカードを2枚使うと即死が取れる。《トラップトリック》を絡めるとそれなりに成功確率も高く、上手く行けば実質的な先攻1キルも可能。マスターデュエルではこのコンボを使用するBOTが横行した結果準制限カードに指定されている。 《ヘル・テンペスト》で大量のモンスターを除外してダメージを稼ぐコンボを主眼に置いたデッキは【トーチ・テンペスト】(*3)と呼ばれる。 《魔法の筒》 相手の攻撃を1度無効にし、攻撃力の分ダメージを与えられる便利な罠。 防御カード兼火力として優秀だが、攻撃反応罠ゆえの始動の遅さから、メインフェイズで割られることもしばしば。 《ディメンション・ウォール》 1回だけその戦闘で受ける戦闘ダメージは相手に受けさせる。 上の「魔法の筒」に似ているが、こちらは戦闘ダメージを押し付けるだけなのでモンスターを守れない。 ただし、効果ダメージではなく戦闘ダメージのためバーンメタでは対処できず、 モンスターに干渉する効果ではないため対象に取られる効果や罠に耐性を持つモンスターに対しても使える。 ゲームだとこのダメージは反射ダメージ扱いになる。 《業炎のバリア -ファイヤー・フォース-》 ミラーフォースに、破壊輪のようなダメージを与える効果が付いたもの。 破壊した相手モンスターの元々の攻撃力を合計した数値の半分のダメージをお互いに受ける。 自分も大ダメージを受けるが、だが相手を先に殺せば(ry やはり攻撃反応罠としての遅さは気になるものの、発動できれば防御カードとしてもバーンカードとしても強力。 《破壊輪》 除去カード兼火力。 表側の相手モンスターを破壊し、互いに元々の攻撃力分のダメージを受ける。 フリーチェーンゆえにチェーンを積み上げることも可能。ノーコスト除去として普通のデッキでもしばしば使われる。 相手のモンスターの元々の攻撃力をそのまま火力に変えるためバーンカードとしても質は高い。 エラッタで大幅に弱体化したが便利。ただし自分のターン中は発動できず、相手のモンスターにしか使えない。 また、相手のライフ以下のモンスターにしか使えないため全く同じ攻撃力でない限り引導火力にはできなくなった。そのため後半に腐ることも。 《火霊術-「紅」》 リリースした炎属性モンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える、トドメの1枚。遊戯王版投げ飛ばし。 カードアドバンテージの面では2枚消費と少々痛いが、リリース要員のモンスターでもダメージを稼いでいた場合はかなりの効率をたたき出す。 炎属性軸のビートバーンではキーカード。 《大逆転クイズ》 手札とフィールドのカードを全て墓地へ送り、デッキトップのカードの種類(モンスター・魔法・罠)を当て、正解したらライフを相手と入れ替える、厳密にはバーンではない。 しかし自分のライフを極限まで削っておき《風魔手裏剣》などの墓地に行くとダメージが発生するカードを仕込むことでバーンにより勝利できる。 普通に使うだけでは1/3の運ゲーになってしまうのでデッキトップのカードを何らかの方法で確定させるコンボを併用するのが基本。 この一撃に特化するため、デッキのカードすべてを魔法カードで固めてしまう構築は緑一色(リューイーソー)の通称で呼ばれる。 デュエルリンクスでは「デッキトップを確認する」というスキルがあるため、多分登場したらえらいことに。 《反目の従者》 装備したモンスターのコントロールが相手に移ると、移った相手に装備モンスターの攻撃力分のダメージを与える。 高攻撃力のモンスターを送り付けて大ダメージを狙う。《キメラテック・オーバー・ドラゴン》なら《チェーン・マテリアル》で10枚以上融合素材を用意すれば8000ダメージで即死確定。 《メテオ・プロミネンス》 《デス・メテオ》と同様の制約があるが、手札を2枚捨てて2000ダメージを与える。 単純に火力としてみると1枚辺り約667ダメージとイマイチだが、手札コストにするカードによってはそれ以上の効率が出せる。 ドローフェイズにドローの代わりに回収可能で、罠カードであることから2枚をチェーンさせれば制約を無視して焼き切れるなど新たな可能性をもたらす一枚。 《墓穴ホール》 最近数を増やす妖怪少女などの手札誘発や墓地・除外ゾーンで発動するモンスター効果を無効にしながら2000ダメージを与える強力なメタカード。 手札誘発へのメタという点が目立つが、地味に2000というまとまった効果ダメージが入るため終盤には引導火力にもなりうる。 モンスター モンスターの採用は ドロー、バーンのいずれかの役割に担うカードが少数入ることはよくある。 《星因士 シャム》 出すだけで1000ダメージを与え、申し訳程度だが1400の打点が残る。 テラナイトのサポートを受ける事ができるので、テラナイトでもダメ押し用として採用が検討できる。 意外と便利な侮れない奴。 《ファイヤー・トルーパー》 自身をコストに1000ダメージを与える。 場に残らないのでシャムの下位互換的な印象を受けがちだが、 シャムとは違いこちらには同名ターン1の制限がかかっていないため、 蘇生や回収手段さえ確保できていれば同一ターンに使いまわして一気にラッシュを掛けることが可能。 《ファイヤークラッカー》 通常召喚可能な下級モンスターで3つもの効果を持ち、 (1)の効果は手札から自身を捨てることで相手に1000ダメージ、 (2)の効果はこのカードが場に存在する限り相手が効果ダメージを受ける度にこのカードにカウンターを乗せ、 (3)の効果は互いのターンのエンドフェイズにこのカードのカウンターを全て取り除き、その数×300のダメージを相手に与える、というカード。 (1)の効果は一見火炎地獄やデス・メテオの上位互換のように思えるが、次のドローフェイズをスキップするという非常に重いデメリットを課せられてしまう。 しかし、何気にフリーチェーンな上に相手ターンにも発動できるので、無謀な欲張りを採用してデメリットを帳消しにできる上にチェーン数も稼げるので、チェーンバーンでの有用性はかなり高い。 (2)の効果も連弾の魔術師等とのコンボが見込まれるなど、様々なバーンデッキで活躍できるポテンシャルを秘めたカード。 《連弾の魔術師》 通常魔法を発動するたびに400ダメージを与える。 拷問部屋と組み合わせると700もの水増しが可能。素の拷問部屋と合わせれば追加1000ダメージ。地味にドローソースでもダメージ効果は誘発する。 専用デッキを組むと非常に強力。 《エレキリン》《ゴブリン暗殺部隊》に代表される直接攻撃アタッカー 上記2種は攻撃力1000超えのダイレクトアタッカー。 実質的にバーンカードとして扱え、エレキリンは魔法・罠封殺効果が便利であり、暗殺部隊はついでに壁にもなる。 デッキの構築によっては他の直接攻撃アタッカーが使用される事もある。 《トリックスター・リリーベル》 攻撃力800のダイレクトアタッカーだが、どっちも1ターンに1度ではあるがダメージを与えた時にトリックスターをサーチする効果と通常のドロー以外で手札に加わった時に特殊召喚できる効果を持つ。 最初の一体を通常召喚すれば実質火力が1600と上の二体を上回るし、こっちは特殊召喚して他のモンスターを通常召喚するのも良い。 《アマゾネスの剣士》 このカードの戦闘で発生するダメージを全て相手に押し付ける。 適当に自爆特攻するだけでもかなりのダメージが期待でき、戦闘破壊耐性を与えたり高守備力モンスターに特攻したりすれば更に美味しい。 自分もダメージを受けてしまう下位互換の《地獄戦士》もいる。 《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》 攻撃されると相手の攻撃力分のダメージを与えて自滅する、生きる《魔法の筒》。 攻撃力の低い相手と戦闘しても最低1700ダメージは与えられる。 《ヴォルカニック・カウンター》 墓地にある時に戦闘ダメージを受けるとそのダメージを相手にも与えて除外される、見える《ディメンション・ウォール》。 強制効果なのでダメージを受けると即除外となるが、その性質上牽制としても役立つ。 《マシュマロン》 壁。 裏守備状態で攻撃を受けると1000ダメージ与える効果も結構大事。 《デス・コアラ》 リバースしたら相手の手札の枚数×400ダメージ。 バーンデッキに対しては腐るカードを抱え込みがちになるため案外1000ダメージ以上は叩き出しやすい。 1800と地味に守備力が高いので壁にも。 《ダイス・ポット》 リバースしたらサイコロを互いに振り低い目を出したプレイヤーが相手の目×500ダメージを受ける。6の場合は6000ダメージになる。 5/36の確率で凄まじい削りをすることができるが、運が悪ければ自分が瀕死になる。 とはいえ与えるプレッシャーは相当になるはずなので、カウンターさせる為の当て馬も兼ねて採用するの十分あり。 だがサイコロ1個の出目を奇数なら6or偶数なら1に操作できる《出たら目》も併用すると、6000ダメージの確率を21/36(*4)に変えてしまうので、2枚で1ターンキルも十分視野に入る。 《バトルフェーダー》《速攻のかかし》 攻撃抑止要員。 バトルフェーダーは壁にもなる。 《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》《ヴォルカニック・クイーン》 除去カード兼火力。 相手のモンスター2体をリリースすることで特殊召喚する珍しいモンスター。 持ち主のスタンバイフェイズごとに、1000のセルフバーンを行う。 魔法・罠を封殺する耐性持ちモンスターを処理できる貴重な存在。 相手によってはこいつらがいないと詰むことも。 高打点モンスターを相手に渡す事になるが、ロックパーツで攻撃を封じたり、「ミスフォーチュン」や「破壊輪」に利用したりすれば無駄がない。 《プロミネンス・ドラゴン》《ボーガニアン》《ステルスバード》 置き火力。ロックバーンにおける火力源。特に《プロミネンス・ドラゴン》は自前で攻撃ロック効果を持つため初期の炎族軸ロックバーンではよく採用されていた。 《堕天使ナース-レフィキュル》 上記のシモッチによる副作用を内蔵したモンスター。 モンスターのため召喚権を使う必要があるが、堕天使サポートに対応するため、 「堕天使の追放」からサーチしたり被った「レフィキュル」を「イシュタム」で捨ててドロー加速することが可能。 《ビッグバンガール》 自分がライフポイントを回復するたびに相手に500ダメージ与える。 専用デッキの【キュアバーン】で使われる。 時械神 攻撃後にダメージを与えるカードが多く、また固有の耐性により1ターン限りだが強固な壁としても機能する。 相手のライフを半減するミチオン、相手モンスターの攻撃力分のダメージを与えるラフィオン、2000ダメージを与えるサンダイオンあたりが有力候補。追加で火力が欲しい場合や互いにドローさせるカードを多めに入れてたりする場合はドローした瞬間に1000ダメージ与えるラツィオンを入れてもよい。 《カタパルト・タートル》《キャノン・ソルジャー》《アマゾネスの射手》《プリーステス・オーム》《ダーク・ダイブ・ボンバー》等 《マスドライバー》共々他のモンスターを火力に変換する能力を持つ、キャノンバーンの中心となるカード群。 遊戯王の長い歴史の中に時折現れ《魔導サイエンティスト》《混沌の黒魔術師》《生還の宝札》《ギガプラント》といった凄まじい展開力を誇る相方と共に暴れ回る。 一体辺りの火力が低いため通常のバーンには入らないが、1ターンに1度の制限もなく専用デッキのみならず普通のビートダウンデッキに混ざってバーンを行える柔軟性の高さもある。 しかし《ダーク・ダイブ・ボンバー》と《カタパルト・タートル》はエラッタで息の根を止められ(*5)、《キャノン・ソルジャー》《トゥーン・キャノン・ソルジャー》《マスドライバー》《メガキャノン・ソルジャー》と《アマゾネスの射手》は禁止カードである。 《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》 攻撃すると自壊してしまうが、破壊されると800ダメージを与える効果と、エンドフェイズ時に墓地の植物族モンスターを除外して自己再生できる効果を持つ最上級モンスター。 自己再生を止められないとどうしようもないためそこそこ強い程度のポジションだったが、自己再生に次のとか書いてないので延々と自己再生しては破壊される実用的なコンボが開発されてしまったため禁止カードにされてしまう。 《アメーバ》 フィールドに存在する限り一度きりだがコントロールが相手に移ったときに2000ダメージを与える。 登場したパックが Magic Ruler −魔法の支配者− 、つまり2000年4月の第2期第1弾とぶっちぎりで古いモンスターだが、20年近くたった第10期環境でも初期ライフの1/4を持ってゆくダメージは脅威。 昔は《死のマジックボックス》や《強制転移》との合わせ技で大ダメージを狙う【転移アメーバ(アメーバーン)】で活躍していた。 悪魔嬢 罠カードをサポートする悪魔族カテゴリ。 リリースすることで《パワー・ツール・ドラゴン》みたいな罠サーチ効果を発動するリリスや2体リリースすることで罠を再利用できるマリスが候補。これら2体へのアクセス手段を増やすためにアリスを入れてもよい。 《G・コザッキー》、《邪神機-獄炎》、《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》 いずれもデメリットとしてコントローラーにダメージを与えるモンスター。 コザッキーと獄炎は瞬間的に大ダメージが狙えるので1ターンキル型など速攻デッキに、アシッド・ゴーレムは特殊召喚妨害効果があるためロックバーン型にそれぞれ採用される。 《反目の従者》と合わせると更なる大ダメージが期待できる。 バーンと相性のいいカード ドローソース 手札を補充し、息切れを防ぐ手段。 初手の5枚(6枚)で相手のライフポイントを焼き切るのは難しいので、 これらのカードでいかに次の弾を補充していくかが重要になる。 なお、もっとも警戒すべきは《灰流うらら》であり、「デッキからカードを移動する」効果の大半を無効にすることができる。 「ドロー」「サーチ」「リクルート」「墓地肥やし」と、恐るべき対応範囲の広さから多くのデッキに採用されているカードであり、 ついでにメタられる可能性も大いにある。 《強欲で貪欲な壺》 コストとしてデッキトップから10枚除外するが、お手軽に2枚ドローできる通常魔法。 遊戯王OCGではドローソースは数あれど、「手札を増やす」ことのできるカードは非常に貴重。 コストとして10枚デッキトップからカードが除外されるため、コンボ寄りのデッキではコンボパーツをふっ飛ばしてしまう可能性がある。 特に制限カードを使用するデッキでは、本当に必要かどうかをよく考えて投入したい。 2回以上発動するとロック系のバーンデッキではデッキ切れも気になってくる。 火力の枚数によっては「残ってるカードではどうやっても相手ライフを削りきれない」なんてことも起こりうるので注意。 《強欲で金満な壺》 そのターンの他のカードでのドローを放棄するが、メインデッキのカードを失わず手軽に2枚ドローできるカード。 EXデッキなんてほぼ使わないのでドロー封印以外のデメリットがない。 ただしドロー封印のために手札が足りない時にはあまりアドバンテージを得られないのは注意。 《強欲で謙虚な壺》 デッキトップを3枚公開し、1枚手札に加える通常魔法。 発動ターンは特殊召喚できなくなるデメリットはバーンデッキならばほとんど気にならないが、「ラヴァゴーレム」などとは相性が悪いので注意。 また、カード3枚を相手にも見せ、手札に加えたカードも知られてしまうので、情報アドバンテージを得られてしまう。 まあどの道、火力撃った時点で即バレるんだが。 《貪欲な壺》 墓地のモンスター5体をデッキに戻して2ドロー。禁止時期の関係で惜しくも(?)サイエンカタパとの共演はならなかったが、射出バーンなどでリリースしたモンスターをデッキに戻しつつハンドアドを稼ぐのにも使われた。 また昔は《魔導雑貨商人》の効果で急激に墓地を肥やしつつ《貪欲な壺》でドローする【雑貨貪欲ターボ】というコンボでデッキを一気に回転させるコンボがコンボ系バーンデッキに組み込まれていた時期もあった。 《メタモルポット》 強烈なドロー効果を持つリバースモンスター。 お互いに手札をすべて捨てた後に5枚ドローする。なお、お察しの通り制限カード。 相手の手札も補充してしまうが、バーンデッキはアドバンテージ差を気にしないのであまり気にならない。 メタカードを引き込まれてしまう可能性には注意。 さらに、一旦セットしないと使えないリバース効果なのでタイムラグがあるのもデメリット。 《デス・ラクーダ》 反転召喚時に1枚引けるドローソース。 サイクル・リバースモンスターの1つであり、自力で裏守備になれる。 継続的にドローできるカードの1つ。 お手軽に手札補充できるが、攻500に守600とステータスが貧相。 「ロックバーン」で安全を確保したうえで使われる。 《カードカー・D》 召喚したターンのメインフェイズにリリースすることで2枚引ける機械族の下級。 強欲な壺と同等のドローできるが、効果を使うとそのままターンが終了する。 主に「フルバーン」で使われ、ガン伏せした後に2ドローする。 使いどころを考える必要はあるが便利ではある。 《無謀な欲張り》 フリーチェーンで2枚ドローできる通常罠。 ただし、その後のドローフェイズが2ターン分なくなる。 一時的に手札が増えるが、結局アド損になるために癖が強い。 カーDと同じく使いどころが大事。できるだけ複数枚同時に撃ってデメリットを消したい。 《積み上げる幸福》 ノーコストで2枚ドローできる通常罠。 こちらはチェーン4以降でないと発動できないため、「チェーンバーン」で使われる。 デッキは選ぶが便利なドローソース。上記連鎖爆撃と同じようなメリットとデメリット。 チェーン3までにスペルスピード3のカウンター罠を発動されると、このカードを発動できなくなるのでつらい。 《強欲な瓶》《八汰烏の骸》 1枚ドローする通常罠。 罠ゆえに普通に使うとテンポ・アドバンテージを損するだけなのだが、 チェーンバーンのデッキ圧縮兼チェーン数稼ぎに使われる。 八汰烏の骸は追加効果があるが、ほぼ発動機会はないので基本的に瓶と同じ効果と考えて良い。 《一時休戦》 お互いドローし、このカード発動後次のターン終わりまでお互いダメージを受けなくなる。 若干のデッキ圧縮兼時間稼ぎに超便利。ただしうっかり火力や防御カードをセットして無駄にしないように要注意。 《命削りの宝札》 条件付きで手札が3枚になるように引ける通常魔法。 ただし、発動後そのターンは一切のダメージを与えられなくなる上、 ターン終了時に手札を全て捨てるデメリットがあるので、入れる場合は採用カードは吟味する必要がある。 「バトルフェーダー」や「速攻のかかし」など、手札から使う防御カードは入れづらくなる。 「チェーンバーン」では基本的にセットから相手のターンに行動していくためほぼデメリットが無いに等しい。 汎用性はあまりないがデッキ構築に気を付ければ強欲な壺以上のドローソースを三積み出来るのは流石に危険すぎるためか、準制限カードになっていたが現在は再び無制限に戻っている。 《裁きの天秤》 自分の手札とフィールドの合計枚数と相手のフィールドの枚数を比較し、自分の方が少なかったらその枚数差分の枚数ドローする。 手札消費が非常に荒い「フルバーン」「チェーンバーン」では発動を狙いやすい。 バーンデッキは基本的に消耗が激しく、相手のカードに干渉することは少ないため、 こちらに対して腐るカードを抱え込むので枚数差がつきやすい。 発動できれば爆アド。上記命削りの宝札で手札を捨てた後なら大抵条件を満たしているだろう。2枚以上同時に引いたら泣くけど。 《ゴブリンのやりくり上手》/《非常食》 《ゴブリンのやりくり上手》は普通に使うだけだと凡庸な手札交換カードに過ぎないが、効果解決時に墓地に存在している同名カードの数だけ追加ドローできる効果を持っている。 《非常食》は自分フィールド上の魔法・罠カードをコストで墓地に送って発動する。 つまりやりくり×3を発動し、それにチェーンして非常食を発動すると、効果解決時に墓地存在している《やりくり上手》の数は3枚になるため、4×3=12枚ドローして3枚デッキに戻す=9枚ドローというとんでもない効果になってしまう。 このコンボは【やりくりターボ】と呼ばれまだ有力な汎用ドローソースに乏しかった昔はあの《悪夢の蜃気楼》とセットで盛んに研究されていた。 チェーン解決時に墓地にあれば良いので、表側表示の魔法・罠カードを全て破壊しお互いにダメージを受ける《妖精の風》でも代用可能。 同名カードをチェーンしてしまうため《積み上げる幸福》との相性が悪く、最近はあまり使われない。 通常魔法・速攻魔法・通常罠 相手のモンスターは基本的に放置するため増え続ける。 なのでそのモンスターからライフを守る必要がある。 《威嚇する咆哮》《和睦の使者》《覇者の一括》 戦闘ダメージを防ぐ。 威嚇する咆哮と和睦の使者は戦闘ダメージを受けないと戦闘そのものをさせないの違いはあるがこのデッキではほぼ役割は変わらない。 覇者の一括は発動タイミングが限定されているだけの威嚇する咆哮であり、4枚目以降として入ることがある。 《おジャマトリオ》 相手フィールドに攻撃力を持たず、アドバンス召喚に使えないトークンを3つ送り付ける。 「仕込みマシンガン」「自業自得」など、相手の場の枚数を参照にするバーンカードの火力を底上げしたり、「裁きの天秤」のドロー枚数を増やすことができる。 また、モンスターゾーンを埋めて相手の展開を妨げる効果もある。 ただし、リリースのコストやシンクロ召喚・融合・リンクに使われる可能性もあるので過信はできない。 枚数参照カードと同時発動する際はチェーンの組み方に注意。 逆順処理が原則なので、このカードを後から発動すれば問題ない。 《トラップトリック》 デッキから通常罠カード1枚を除外し、そのカードと同名カードをデッキからセットする。そのカードは即座に発動可能だが、発動後、自分はターン終了時まで罠カードを1枚しか発動できない。 非常に貴重な罠カードのサーチ手段。少し厳しい発動制限がかかるが、それでも縛りなく何でも罠が持ってこれるのはありがたい。 バーンカードを持ってきてダメージを増やすもよし、《裁きの天秤》で次ターンに備えるもよし、勿体無いが攻撃抑止カードを持ってきて生き残りに懸けるというのでも良い。 永続魔法など、フィールドに残る魔法・罠 妨害カードが多いが火力もある。 場に残るカードのため除去による対策がされやすい不安定さもある。 あと自分の魔法・罠ゾーンが埋まってしまうため構築に注意する必要がある。 フィールド魔法ならば魔法・罠ゾーンは使わないが1枚しか置けない。 《悪夢の拷問部屋》 真の主役。 これがある限り全てのバーンカードのダメージを300水増し出来る。 《ファイヤークラッカー》のバーンも加速する。 フルバーンではこれを置けばだいたい勝てる、文字通りの生命線。 【トリックスター】の登場で値上がりしたカードの1つ。 《平和の使者》《レベル制限B地区》《グラヴィティ・バインド-超重力の網》《光の護封壁》 攻撃制限カード。ロックバーンのキーパーツ。 「B地区」と「グラヴィティ・バインド」はレベルを参照するのでエクシーズモンスター・リンクモンスターには無力なのが欠点。エクシーズモンスター登場以降の採用率は激減した。 また、シンクロ環境以降、除去の手段が一気に増えたので割られやすくなっている。 「スタロ」「大革命返し」などの対策が必要だろう。 《光の護封剣》《闇の護封剣》《スクリーン・オブ・レッド》 同じく攻撃制限カード。時限式だが全ての攻撃を防げる。「フルバーン」などでも時間稼ぎ用に投入されることも。 《魔鍾洞》 久しぶりに出てきたロックカード。場のモンスターが多いプレイヤーはモンスター効果も使えず攻撃もできなくなる。同数だとエンドフェイズに自爆する。 フィールド魔法なのが最大の強みで、相手がモンスターを出した瞬間に《メタバース》や《終焉の地》などから直接発動してロックできる。 《サイクロン》など対策も山ほどあるが近年の遊戯王は除去を効果モンスターに頼っているデッキも多くこれ1枚で詰むことも珍しくない。 このカードの登場で廃れかけていたロックデッキが復活し、大会でも見かけるようになった………のだがあまりに強すぎて現在は禁止カード。 個別項目の方も参照の事。 《波動キャノン》 ロックバーンのエンドカード。 メインフェイズに墓地に送ることで、経過したスタンバイフェイズ×1000のダメージを与える。 具体的には(置いたターン数-1)×1000のダメージとなる。 これで4000以上のダメージを叩きつけるのが「ロックバーン」の勝ち筋。 これのダメージを与える効果は「カードの発動」ではなく「効果の発動」という扱いなので「地獄の扉越し銃」を発動できないというメリットがある。 除去されやすいのが最大の欠点だが、《魔鍾洞》の登場で復権した。これが除去できる状況なら魔鍾洞が除去されるため、除去への脆さが大きなデメリットにならなくなったのである。 《ドン・サウザンドの契約》 発動時にお互い1000ダメージ食らってドローし、これがある限りその後引いたカードをお互い手札を公開し、軽い召喚制限をかける永続魔法。 大抵お互いに1000ダメージ与える通常魔法兼キャントリップとして用いられる。 《シモッチによる副作用》 相手のライフポイントを回復する効果を、ダメージを与える効果に変換する。 シモッチバーンのみで使われる専用カード。 コンボ要素が強いが、「ギフトカード」「三位一択」という、1枚で相手のライフポイントを3000回復させる(つまり3000ダメージを与える)カードがあるため、 一発の火力が非常に高い。 「成金ゴブリン」などの相手のライフを回復させることがデメリットとなっているカードはメリットしかなくなる。 《コモンメンタルワールド》 シンクロ召喚を行った際にダメージを与える。 ソリティアでエクストラデッキの枚数より1回多くシンクロ召喚して1ターンキルするために使われる専用カード。 ただし普通に殴った方が早いためシンクロ軸のデッキでも使われることはない。 《レベル・スティーラー》の禁止化やマスタールール3への移行でコンボ成立が難しくなった。 それでも条件を満たせばシンクロ召喚時に自己再生できるチューナー《紅蓮地帯を飛ぶ鷹》と自己再生したあちらが除外されなくなる《王宮の鉄壁》を組み合わせるなどかなり専門性が高いデッキを組めばリンクモンスターを使うことなくとどめを刺せる。 《ギャラクシー・ウェーブ》 エクシーズ召喚を行った際にダメージを与える。 こっちもソリティアでエクストラデッキの枚数より1回多くエクシーズ召喚して1ターンキルするために使う専用カード。 《ボルト・ヘッジホッグ》《ゼンマイネズミ》《チェーンドッグ》のような使い減りしないモンスターにエクシーズモンスター同士でエクシーズ召喚できるモンスターを使えば可能だった。 現在はマスタールール3のせいで成立させるのが非常に難しくなったが、《ボルト・ヘッジホッグ》以外は使い減りしないのでまだ可能。 《ジャンク・アタック》 戦闘破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える装備魔法。 これを相手のモンスターに装備させてリクルーターを自爆特攻させ続ければバーンにより勝利できる。 遊戯王における相手とはカードのコントローラーから見た相手であり、装備したモンスターから見た相手ではないというのを利用した戦法である。 当然デッキはリクルーターで埋まるので専用カードである。 リクルーターの攻撃力からいって相手の攻撃力次第ではこっちの方が先に沈みかねないので、《スピリットバリア》などの戦闘ダメージを回避する手段は必須。 蘇生で賄えればメインデッキの自由度が生まれるためそれが一番いいのだが、墓地のモンスターの攻撃力を参照するため自己再生するモンスターだとバーンできないという欠陥がある。 戦闘破壊された時に何度でも即座に蘇生可能、かつ相互蘇生が行えるとなると《ギガンテック・ファイター》しかないのだが、レベル8シンクロモンスターの同名カードを2枚用意しなくてはならない上に元々の攻撃力が2800もある。 更にお互いの墓地の戦士族の数*100攻撃力を高めてしまうため実質最低2900と、壊獣をもってしても倒されるのに一苦労。 《マスドライバー》 モンスターを火力に変換する射出カード。後述する。 これらのカードを使ってライフを削りきる。 バーンへのメタ いずれにしても最大の欠点は対策カードの多さとバーンメタに対する対策カード(*6)が少ない点。 そのため、 不意討ちで初戦で勝てたとしても、マッチ戦を取るのが非常に難しい 。 これを対策するために、サイドデッキから《自爆スイッチ》を投入し、マッチの2本目、3本目を引き分けに持ち込み、1勝2分でマッチを取りに行く事も多い。 その他にもロックデッキでは、サイドチェンジによる対策を許さない為にTODを狙う戦術が選択される事もあある。 逆に、ライフを自分から大幅に削るようなデッキを使っている際に当たると即死なので、シングルだと割と恐ろしいデッキではある。 ただし、引き分けやTODを狙ったり、遅延行為ができる(又は狙う)カードは、大会運営に負担を強いる可能性があり、 主催者次第ではが追加の禁止カードに指定されることもあるのには注意。 そうでなくとも使う時はマジで気をつけよう。友達無くすぞ。 対策手段には以下の様な物がある。 効果ダメージの無効化 古くは《デス・ウォンバット》や《ハネワタ》《マテリアルドラゴン》が有名。 シンクロ時代にはエクストラデッキから出せる《ブラックフェザー・ドラゴン》、《ライフ・ストリーム・ドラゴン》などが登場し、 自分から効果ダメージを受けるDDやEmにも《DDD反骨王レオニダス》《Emトラピーズ・マジシャン》など、それなりに扱いやすいバーンメタが登場している。 魔法・罠の無効化、除去 基本的にダメージソースは魔法・罠が中心なので、《王宮の勅命》や《王宮のお触れ》を貼られたり無効化効果持ちを先に出されると、一気に勝ち目が薄くなる。 【チェーンバーン】なら逆にチェーン数を稼げることもあるが、エンドフェイズに除去されると成すすべなく火力が削られてしまう。 ただし、《神の宣告》のようにライフコストを要求するカードは、迂闊に使うと首を絞める事もあるので注意。 コンボパーツの除去・無効化 【連弾バーン】【シモッチバーン】など、特定のカードとのコンボが前提のバーンデッキの弱点。 例えば回復カードをバーンに変換する【シモッチバーン】では、回復カードにチェーンしてシモッチを破壊されると、逆に相手を回復させる危険を孕んでいる。 ライフの回復 8000ぴったりでのダメージを狙うデッキ相手の場合は、対策になる可能性があるだろう。 ただし、オーバーキルなダメージを与えられるデッキ相手には、ライフ回復が間に合わない可能性もある。 環境での変遷 最近は【チェーンバーン】の形が主流。 ガン伏せからターンを渡した後、相手の行動に対してセットしたカードを発動し、フリーチェーンのカードを連続で使用することで戦っていく。 フルバーンよりも1枚当たりのダメージ量、ドロー期待値が高く、またコンボ要素はあるものの安定性には問題がほとんどない。 【フルバーン】の発想自体はMtGのバーンと殆ど同じだが、火力が除去として利用できないのでボード・アドバンテージを取る能力は壊滅的。 そのため、あちらよりも遥かにピーキーなデッキタイプとなっている。 開幕から数ターンで瞬殺できるか、息切れして殴り殺されるかの2択というレベル。 【ロックバーン】はライフポイントを削るスピードよりも相手をロックすることが念頭に置かれている分、フルバーンよりも比較的安定しているが、 環境の高速化やシンクロ召喚やエクシーズ召喚導入から、エクストラからのロック突破カードや手軽で便利な除去カードが増加し続けているので向かい風………だったのだが、いかんせんモンスター効果に頼りまくる環境になったために、それらにぶっ刺さる《魔鍾洞》が登場して以降は地雷デッキとして大会でも見かけるようになった。 遊戯王は除去カードがとても多いため、ロックしきるには単に攻撃を防ぐだけでなくロックカードを守るための各種のカウンターカードも用意する必要があるが、魔鍾洞自体がロック効果を備えることでこの問題が緩和されたのである。 だが、暴れすぎた結果魔鍾洞は禁止カードになってしまった… 詳細は魔鍾洞(遊戯王OCG)にて。 また、レベルを持たないエクシーズやリンクにはレベルを参照する既存のロックカードの一部が通用しないので注意。 【キャノンバーン】は素の高い展開力を活かしてビートダウンとしても機能するものが多く、潰しが利きやすい。 中心となるカードによって名を変え姿を変え続いているが、あまりに少ない手数で出てくることもあったため昔から常に目を付けられているデッキタイプであった。 2018年には《ファイアウォール・ドラゴン》に関連した無限ループコンボデッキで大流行し、禁止カードを複数出すという事態にまでなってしまった。 近年での実績では【チェーンバーン】が2017年世界大会小学生の部で優勝、つまり小学生以下の部では世界一となった。 これはOCG・TCG双方の禁止制限が適用されたことによって魔法罠の全体除去である《ハーピィの羽根帚》や《大嵐》などが全て禁止であったこと、 耐性でごり押し、魔法罠を除去せずに攻めるデッキが増えた結果、戦闘ダメージのみを反射する《ディメンション・ウォール》が非常に刺さる環境であったことが挙げられる。 真竜がトップメタの1つの環境であったため相手の場のカード枚数を参照にしてバーンを行う《仕込みマシンガン》《仕込み爆弾》、展開されるモンスターの攻撃力が高いため《ディメンション・ウォール》《業炎のバリア -ファイヤー・フォース-》《破壊輪》によるダメージが高くなりやすかったためメタを読んでいたとも言える。 まだまだ地雷デッキとしてのポテンシャルの高さを見せ付ける結果となった。 ゲームにおいて ちなみに、ゲームなどで採用されることのある「スピードデュエル」やアニメ遊戯王など、初期ライフ4000制でデュエルする場合、バーンの強さは跳ね上がる。 元々各カードはライフ8000前提で作られているので初期ライフが半分になれば単純に効率は倍だからである。 DUEL TERMINALの闇マリクやオブライエンに苦しめられた諸氏も多かろう。 デュエルリンクスにおいて 余談だが、デュエルリンクスではスピードデュエルのルールに加えスキルの存在から、初期環境ではバーンデッキがトップメタの一角に入るほどに強力な存在になっていた。 特に《革命》はスキルと引き次第で先攻1キルを狙える事からデュエルリンクス限定の制限カードに指定されてしまった。 あまりにもバーンが猛威を振るいすぎていたため、2020年9月のZEXALワールド追加以降に新規実装されるカードは、一律で 効果ダメージ半減 という措置が取られることになった(*7)。 強弱も何も関係なく一律であるため、《デス・メテオ》は相手のLP3000超の発動条件はそのままにダメージが500になってしまったり(*8)、「150ダメージ」「750ダメージ」「攻撃力の1/4のダメージ」など異例の効果が飛び交う現状となっている。 除外されている水属性モンスターの数×50ダメージ君は泣いていい。 アニメでの扱い 効果ダメージを与えるカードは多く、バーンダメージで決着がつくことは多々あるが、バーンそのものを主体としたデッキを使用するキャラクターはあまりいない。 作中ではバトル・シティのルールでバーン効果を持つ魔法カードが禁止されているのが大きいが、メタ的に言えばライフポイントがOCGの半分の4000であるため、OCG準拠でバーンに特化した場合手札4枚で簡単に決着がついてしまうため。 逆にアニメで先行登場した効果ダメージカードはOCG化の際にダメージが倍になることがある。 アニメでバーンデッキと呼べるデッキを使う決闘者 闇マリク 実際にはロックバーン+《ラーの翼神竜》のリアルバーン。嗜虐趣味のある彼らしい戦術。 レベッカ・ホプキンス 初登場時は《キャノン・ソルジャー》を使用した【キャノンバーン】、KCグランプリ編では《ビッグバンガール》をサブフィニッシャーとする【キュアバーン】を使用している。 が、前者は《シャドウ・グール》、後者はドラゴン族とビート要素が中途半端に混じった構成となってしまっている。 純粋なバーンデッキはやはりアニメ映えしないということなのだろうか? 橘一角 《一撃必殺!居合いドロー》によるワンショットキルの使い手。 彼のデッキには居合いドローのダメージを上げるカード、成功率を上げるカードや再利用するカードが入っており、よく考えられている。(*9) だが実践で成功した事が一度もなく、あげく「死神のカード」を頼ってしまった。 しかし十代とのやり取りでこのデッキを組んだ時の思いとデッキを信じる心を思い出し死神の力無しでコンボに成功した。 オースチン・オブライエン バーン要素の強いカテゴリ「ヴォルカニック」を主体とした【ヴォルカニック・バーン】を使用する。 しかし切り札のヴォルカニック・デビルはビート要素の強い効果で、完全なフルバーンとはいかないデッキである。 マッドドッグ犬飼 機械族メタの通常罠《酸のラスト・マシン・ウィルス》を軸にした【スライム族】の使い手。 相手に機械族をドローさせて破壊する為、《手札抹殺》や《ドロー・スライム》等のドロー促進カードを多用し、バーンでダメージを与えつつ《成功報酬》や《スライム・ホール》でライフ・アドバンテージを稼ぎ最終的にLP15000までライフを増やしている。 鮎川恵美 《シモッチによる副作用》と同じく回復をダメージに変えてしまう効果を持つモンスター・《堕天使ナース-レフィキュル》を軸とする【シモッチバーン】の使い手。 召喚されたモンスターの攻撃力の半分の数値分相手のライフを回復する《ダーク・キュア》とのコンボにより十代を苦しめるが、流石に下級モンスターなので戦闘破壊で突破され、最終的には戦闘開始時以上に回復されてしまい、敗北した。 【シモッチバーン】自体がバーンの中でも異質なデッキなため一部では人気が高く、《堕天使ナース-レフィキュル》の登場を見てOCG化を期待する声も多かった。そして実際にゲーム付属カードとしてOCG化することとなる。 ロットン 遊戯王史上初のフルバーンデッキの使い手。コンボデッキ寄りではあるが。しかもバーンで先攻1ターンキルを達成している。積み込み疑惑があるが。 《ガトリング・オーガ》はOCG化していないものの、手札コストが必要であり、8000ポイント制ならそのままOCG化されても単体では驚異的なカードではない(*10)。 しかし4000ポイント制のアニメだと禁止カードでもおかしくない脅威の火力で、純正のバーンデッキがアニメに登場しない理由をまざまざと見せつけた。 チーム太陽 田舎育ちでレアカードを持っていないという背景があり、《手をつなぐ魔人》と《スクラム・フォース》で守りをガチガチに固め《スピード・ワールド2》のバーン効果(*11)をダメージソースとするロックバーンをチーム全員が取っている。 しかしその全く盛り上がらないデュエル展開に観客はブーイングの嵐であったが彼らにはある秘策があり…。 Z-ONE 下級時械モンスター、メインとなる10枚の時械神、奥の手となる究極時械神を使う5D'sのラスボスであるが、攻撃力を持つモンスターはわすが2体で他は全て攻撃力0。 そのため主なダメージ源はモンスター効果によるバーンである。というかアポリア戦、遊星戦と二戦とも戦闘ダメージを与えていない。 IV 通常形態・カオスエクシーズ合わせて6体のギミック・パペットエクシーズを使うが、内5体はバーン効果持ち。 高打点のエクシーズモンスターによる攻撃も合わせたビートバーンといった所か。 中でも最後に登場した《CNo.88 ギミック・パペット-ディザスター・レオ》は4000ダメージのバーンに加え、エクシーズ素材が無くなればエンドフェイズに特殊勝利までついてくるアニメ屈指の破壊力を持っていた。 流石にOCG化されたらだいぶマイルドになった。(4000→1000ダメージ、特殊勝利は相手LP2000以下の時) 財前葵/ブルーエンジェル/ブルーガール バーン主体のテーマ「トリックスター」をメインにしたデッキを使用する。 VSプレイメイカー戦だが実はデッキのカード次第(*12)ではワンショットキルが成立していた。 ただ、たらればを言ったらキリがないため、真相は闇の中である。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] バーン(TCG)より切り分けました。 -- 名無しさん (2020-01-13 10 52 23) トリックスターとレッドアイズの解説は無いんすね -- 名無しさん (2020-01-13 11 31 02) ↑記述された時代が古いから 追記待ってます -- 名無しさん (2020-01-13 12 02 14) 古い記事とはいえZEXAL時代のIVが載っていながら5d’sラスボスのZ-ONEが載ってないのは気になるな。当時は時械神がOCG化されるなんて思っても無かったが。 -- 名無しさん (2020-01-13 14 56 42) チーム太陽(ダミー戦術がロックバーン)についても劇中のバーンデッキの扱いやらが読み取れるから特筆性ありそう。 -- 名無しさん (2020-01-13 15 38 43) ここ数年の禁止制限はバーンによる先行ワンキルのパーツが特に目立ってる印象 -- 名無しさん (2020-01-13 18 47 25) フルバーン最古ってロットンか?GXの笑いの仮面とかあれフルバーンでしょ -- 名無しさん (2020-01-13 19 05 51) ハリファイバーから出てくるライフストリームは中々つらい -- 名無しさん (2020-01-14 13 11 59) 太陽とゾーン追加。OCGはあまり詳しくないのでごめんなさい -- 名無しさん (2020-01-17 22 09 06) バ・バ・バ・バーン!() -- 名無しさん (2020-01-18 07 24 08) アニメVRAINSからAIデュエリストを追加お願いします。【テンタクラスター】は【ハンデスバーン】の一種なので -- 名無しさん (2020-06-09 11 47 52) GXの居合いドローはバーンデッキじゃない? -- 名無しさん (2021-01-23 08 36 13) 本質的にはコンボでしょ -- 名無しさん (2021-07-23 16 28 02) バーンメタには確かダメージ反射もあったな。 -- 名無しさん (2021-07-23 16 37 19) メタイオンだけ先にOCG化したせい(おかげ?)で一時期ロックバーンだと引っ張りだこだったな… -- 名無しさん (2021-09-13 15 26 59) マスターデュエルだとけっこう強く感じる -- 名無しさん (2022-03-19 14 30 06) 残骸爆破はザボルグ軸の儀式・融合なら割と早めに30枚貯めれそうだな。 後は2枚め以降の発動・手札コストが重い場合はコピーカードを使う手もあるな。 -- 名無しさん (2022-04-14 14 54 50) 名前 コメント
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登録日:2010/11/13 (土) 10 13 35 更新日:2024/02/15 Thu 22 15 23NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 ABSOLUTE POWERFORCE ウォリアーシリーズ シンクロ シンクロウォリアーズ ドリル 不動遊星 地属性 戦士族 星6 直接攻撃 遊戯王 遊戯王5D's 遊戯王OCG 遊戯王ファイブディーズ 集いし力が大地を貫く槍となる! 光さす道となれ! シンクロ召喚! 砕け! ドリル・ウォリアー! 星6 地属性 戦士族 ATK2400 DEF2000 「ドリル・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上 1ターンに1度、自分のメインフェイズ時にこのカードの攻撃力を半分にし、このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。 また、自分のメインフェイズ時に1度だけ、手札を1枚捨ててこのカードをゲームから除外することができる。 次の自分のスタンバイフェイズ時、このカードの効果で除外したこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。 その後、自分の墓地に存在するモンスター1体を手札に加える。 遊星が使うウォリアーシンクロの一体。レベル6としては合格ラインの攻撃力を持つ。 ●目次 解説 アニメにおいて 相性のいいカード モンスターデザイン応募企画 解説 前半の効果は相手にダイレクトアタックできる。 終盤なら1200ダメージも馬鹿にならない。 変化するのは元々の攻撃力ではないので効果使用後に装備魔法などで強化して殴ればゲームエンドに持っていけたりする。 ただしこの手の効果では珍しく攻撃力がエンドフェイズ時に元に戻らない。 このためリセットしたい場合は後半の効果で逃げよう。 後半の効果は自身を除外するというもの。 手札を捨てる必要があるがスピリットのように相手の除去を腐らせることができる。 フィールドががら空きになるのを逆手にとってゴーズを使うのもいい。 更にフィールドに戻った時自分の墓地のモンスターを手札に加えられる。 この効果こそドリルウォリアーの最大の強みでありこの効果を最大限に活かしたのが【クイックダンディ】である。 ウォリアーの中ではニトロやデストロイヤーについで強力であり良く採用される。 また、レベル6なのでアームズエイド等+こいつ+フォーミュロンでクェーサーが出せるという利点も。 おかげでターボさんが就職難になってるが…。 アニメにおいて アニメ初登場は「遊星VS謎のDホイーラー」 TG-ブレードガンナーに戦闘破壊されるが奇跡の残照により復活。 SP-スピードエナジーで強化されブレードガンナーに攻撃するが謎のDホイーラーがわざと負けたのでフィニッシャーとなった。 次は「遊星VSロットン」で召喚されダイレクトを仕掛けるがダイナマイトウォールで阻止された。 その後は満足のリアルダイレクトアタックやロットンの爆破もとい自爆などでデュエルは中断。 遊星と鬼柳は崖の底に落ちていった。 召喚されるも相手がわざと負けたりデュエルが中断したりとやや微妙な活躍である。 攻撃名は「ドリルランサー」 直接攻撃名は「ドリルシュート」 相性のいいカード ダンディライオン 【クイックダンディ】の由来。 捨てるコストにすれば壁ができる。 速攻のかかし お手軽無限防御コンボ。 ドリルウォリアーとコイツとあと手札が1枚あれば成立。あまり多用すると嫌われる。 ユベル第二形態 毎ターン終了時にフィールドを一掃するがドリルウォリアーは自己除外効果によって巻き添え破壊を回避できる。 相手が守備表示モンスターで壁を作っていても直接攻撃でちくちく刺していけるので、ユベルの自分から攻撃出来ない為ダメージが与えにくいと言う欠点も補える。 モンスターデザイン応募企画 とまぁ、よくあるシンクロモンスターの一体のようだが、実はこのカード(と召喚に必要なドリル・シンクロン)視聴者モンスターデザイン応募企画の採用カードである。 他の募集カードが明らかに十六夜アキに使って貰おうと思ってたのに龍可に使われたり、借り物で一回きりしか出なかったりする中 こいつは複数回出番があり、しかも現実のOCGでもガチ環境にも食い込むほどの大活躍、とデザインした少年はさぞ鼻が高かっただろう。 ドリル・シンクロンも番組後半にもシューティングスターのめくられ要員としてだが登場したり、 番組終了後も遊星デッキをイメージしたストラクにも収録されたりと他の募集カードに比べてなかなか高待遇である。 まぁカオスキングも最近は意外な就職先ができたが。 1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。 手札を一枚捨ててこの記事を追記する。 次の自分のスタンバイフェイズ時、この記事を修正する。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- 出た当初に引き当てた時は効果が微妙だと嘆いたけど、後に【クイックダンディ】や派生形の【バンデットダンディ】に使えると知ったときは驚喜してデッキ作成したっけな。【バンデットダンディ】が俺の初めてのガチデッキだったw -- 名無しさん (2014-07-05 14 30 32) これの強みは除外ゾーンから特殊召喚→モンスター回収までが効果で奈落とかはタイミング逃す点だと思う。テキスト見ても解りにくいが… -- 名無しさん (2014-11-01 14 54 19) 見た目的にはジャンクウォーリアーと似通った部分が多い -- 名無しさん (2014-11-01 15 00 15) スターダストウォリアーからマトリョーシカアタック決めれそうな気がしたけど無理か -- 名無しさん (2015-01-21 15 25 47) もともとデザイン応募企画で採用されたんだっけか -- 名無しさん (2015-01-21 15 39 23) デザイン募集されたのはローズバードのはず -- 名無しさん (2015-07-29 23 18 36) こいつもドリルシンクロンと一緒に採用されてんだぜ -- 名無し (2016-05-30 00 28 25) デュエリストエディション4でパッケージイラストを務めたりとなかなか優遇されてる -- 名無しさん (2016-05-30 00 35 13) ユベル第二形態と組ませてぴょんぴょん跳ね回るのが楽しい。ちょっとガチなデッキと戦うと肝心のユベルがすぐ除外されちゃうわけだけど -- 名無しさん (2016-12-12 17 06 16) 暗黒界と魔轟神ともマブダチ関係であるそうだ…毎ターン相手のフィールドを荒らしたりドローをしたり。 -- 名無しさん (2022-09-04 14 30 25) 名前 コメント
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このSSを、リリカル遊戯王GX氏に捧ぐ。 リリカル遊戯王GX番外編 「最強! 華麗! 究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)~前編~」 古代エジプトには、「三幻神」と呼ばれる精霊がいた。 「オシリスの天空竜」、「オベリスクの巨神兵」、「ラーの翼神竜」の3体である。 無論、歴史に名を連ねる強力な精霊・魔物は、何もその3体だけではない。 ファラオの守護者たる「幻想の魔術師」しかり、王宮の守護神たる「エクゾディア」しかりである。 そして、純白の鱗と青き瞳を有した幻獣――「白き龍」もまた、しかり。 ――ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーッ!!! 耳をつんざく咆哮に、スバルは身を震わせる。 動けなかった。 何がそうさせるのか。思い当たる要素はいくらかあるが、それすらも動機としては不十分だった。 要するに、空気なのだ。 目の前の「それ」がまとう空気が、過去に味わったことのない根源的な恐怖となって、スバルの身に降り注いだ。 横に立つ相棒のティアナが、その場にへたり込む。 向けられたのは、圧倒的なまでの存在感と、冷徹なまでの殺意。 それら全てが恐怖という形で、彼女らの全身に満ちてゆく。 上空を見た。 「それ」と対峙するのは、管理局の2人のエース。 どんな困難にも迷うことなく立ち向かう、高町なのはとフェイト・T・ハラオウン。 だが。 震えていた。 なのはの白いバリアジャケットが。 何者にも屈せぬはずのエース・オブ・エースの身体が、今は目の前の「それ」の放つ恐怖に当てられ、ただの娘同然に震えていた。 純白の鱗と青い瞳を輝かせる、3つの頭を持った「白き龍」を前に。 この状況に至るまでの経緯を説明するには、少々時間を遡らねばなるまい。 ちょうどレイが重傷を負って倒れた直後のこととなる。 きっかけは、外を見張っていたオブライエンが、「おかしな奴がいる」と皆に報告したことだった。 深夜のデュエルアカデミアを訪れたその男は、白いコートに身を包み、頭には妙なマスクをかぶっていた。 「あ、アンタ、カイバーマンじゃないか!?」 そしてその男は、十代の知り合いだった。 (…何だかおかしな人だね…) (ツッコまないでおいてあげよう、なのは…) なのは達はこの男――カイバーマンのセンスにまるでついて行けず、奇異な視線で彼を見つめていた。 それも当然である。「正義の味方 カイバーマン」は普通の人間ではない。デュエルモンスターズの精霊だ。 「そういえば、そんなカードもあったわね…」 奇抜な格好ばかりに気を取られて、すっかり存在を失念していた明日香が呟く。 明日香のようなデュエリストでさえも存在を忘れていたのは、何もカイバーマンがただの弱小カードだからという理由ではない。 その特殊効果が原因で、デッキに組み込む者がほぼ皆無と言っていいカードだからだった。 「十代、こいつのこと知ってるのか?」 当然カイバーマンには会ったこともないヨハンが尋ねる。 「ああ、2年前にちょっとな。俺以外には、翔と万丈目が会ってる」 「サンダー!」 「やっぱり夢じゃなかったんだ」 十代以外の2人は、かつてのカイバーマンとの遭遇を夢か何かだと認識していた。 デュエルの精霊の存在、出会うまでの過程…それら全てがあまりに荒唐無稽だったためである。 「…そうだ。なぁカイバーマン、アンタがいるってことは、やっぱりここはデュエルモンスターズの世界なのか?」 「知らん。気がついたらここにいた。俺もこのような場所は覚えにない」 正義の味方などという二つ名の割には、あまりに尊大で突き放すような口調でカイバーマンが返す。 「だが、俺達精霊が実体を持てるという点では共通している」 「なんだぁ…結局分からないままかよ」 精霊の世界の住人たるカイバーマンからなら、有力な情報を得られるのではと期待していた十代だが、 それも叶わずがっくりと肩を落とす。 「…確かなことと言えば…」 だが、カイバーマンは更に言葉を重ねた。 「この地には…何やら禍々しい、妙な気配が渦巻いている。それらはどうやら、貴様らに向けられているらしい」 「ひょっとして、俺達をここに飛ばした奴…!?」 「だろうな」 そこまで言うと、カイバーマンは、そのマスク越しに十代の目を見た。 竜の頭をかたどったマスクの青い目が、じっと十代を見据える。 「遊城十代…貴様には、いかに巨大な相手が立ちはだかろうと、それに立ち向かう覚悟があるか?」 強い口調で、カイバーマンが問いかけた。 対する十代は、それまで真剣な顔つきで彼を見返していたが、ふっとその顔にいつもの強気な笑みを浮かべる。 「…もちろん! 俺は誰のデュエルだって、受けてやるさ」 「ククク…ならば、もう一度俺と戦って証明してみるか?」 カイバーマンはさぞ愉快そうに笑うと、自らの左腕にはめたデュエルディスクから、1枚のカードを引き抜いた。 その手に輝くのは、白いドラゴンの絵柄を持ったモンスターカード。 「…俺の青眼(ブルーアイズ)と」 「なっ…!?」 その場のデュエリスト達に衝撃が走った。 一方、目の前のカードが何かも知らない管理局の面々は、突然の反応についていけない。 「ヨハン君、あのカードって…?」 「そっか…なのはさん達は知らなかったな。 …あのカードは、『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』…世界に3枚しかない、究極のレアカードだ」 ―青眼の白龍― 攻撃力3000 防御力2500 通常モンスター この世に生まれたのは、デュエルモンスターズの創成期。 その圧倒的なパラメータは、当時の水準ではあまりに過ぎた力だった。 故に、僅かな枚数しか生産されないうちに、その生産そのものが中止されたという。 今でもこのカードを超える通常モンスターは存在していない。だが、このカードの価値はそれだけでついたものではない。 世界最大のアミューズメント企業「海馬コーポーレーション」の若社長・海馬瀬人。 決闘王・武藤遊戯の唯一無二のライバルにして、彼と共に史上最強に名を連ねるデュエリスト。 その海馬が絶対的な信頼を置く下僕こそが、青眼の白龍なのだ。 あらゆるデュエリストのあらゆるモンスターを粉砕する、最強のドラゴン。 「三幻神」のカードがエジプトの遺跡に返還された今では、まさに世界中のデュエリスト全ての至宝だった。 「…いや、やめておこう」 ふと、カイバーマンは気が変わったのか、十代に向けた視線をそらす。 その代わりに、彼の目にとまったのは――なのはだった。 「え? 私…?」 「貴様らはただの人間であるにも関わらず、デュエルモンスターズの上級モンスター並のエネルギーを発している… …特に一際優れた貴様の力、何より戦士としての戦う意志…この目で見てみたくなった」 カイバーマンはそう言うと、後方へと後ずさって距離を取る。 広く取った間合いは、戦いのステージのつもりだろうか。 「さぁ、来るがいい異世界の女! 俺と青眼にその力を見せてみろ!」 カイバーマンは高らかに喊声を上げた。 「ええと…これは、私が出ていくべき…なのかな?」 唐突な展開についていけないなのはは、困惑しながらも足を進める。 と、それを制した者があった。 「え…」 「あたしが行きます」 その者――スバルはそう言うと、バリアジャケットを展開し、カイバーマンの前に立つ。 「貴様がやるのか?」 「なのはさんを傷つけさせたりはしない。そのドラゴンとはあたしが戦う!」 リボルバーナックルの拳を硬く握り、スバルが宣言した。 彼女は怒っていたのだ。突然現れ、なのはと戦うなどと言い出した、この男に。 「ふん…まぁいいだろう。ちょうどいい前座だ」 しかしカイバーマンは、至極余裕な様子でそう言い放つ。 「ぜ…前座ぁ!?」 余興呼ばわりされたスバルは、思わずオーバーリアクションで返した。 「見せてやろう…俺の強く気高く美しき下僕の姿を!」 「あんまり嘗めてかかると痛い目見るよっ!」 「青眼の白龍、召喚ッ!」 カイバーマンがデュエルディスクに、そのカードをセットした。 力は姿を帯びる。 人間の何倍…いや、十何倍にも匹敵する巨大な身体。全身を包む白い鱗。真っすぐに標的を見据える青い瞳。 『…ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオーンッ!』 雄たけびが上がる。 最強のドラゴン・青眼の白龍が、遂に真夜中の砂漠にその姿を現した。 「出た…!」 「青眼の白龍…実物を見るのは初めてだ…!」 デュエリスト達から次々に声が上がる。そして、その登場に驚いたのは、管理局の面々も同様だった。 「すごい…」 「こんな奴までいるんだ…」 目の前の青眼の白龍が放つオーラに、なのは達は釘付けになっていた。 全身からにじみ出る、圧倒的なまでの力。神々しささえも感じられる、純白の光。 これほどまでに強く雄雄しき存在を目にしたことがなかった。 果たしてキャロのフリード…いや、ヴォルテールでさえも、これほどの存在感を持つことができるだろうか。 「うわぁ…」 今まさに、その青眼の白龍と相対するスバルでさえ、一瞬見とれるほどだった。 それだけの絶大な存在感をもって、「白き龍」はこの世に顕現したのだった。 「ククク…どうした? 見惚れていては勝負にならんぞ」 「はっ…!」 余裕を含んだカイバーマンの声に、ようやくスバルは我に返る。 そうだ。今から自分は、この竜と戦うのだ。 スバルは気持ちを切り替えると、真っ向から青眼の白龍を睨みつけた。 見れば見るほど強そうなモンスターだ。 日中に戦ったハーピィ・レディ三姉妹の攻撃力は、サイバー・ボンテージの効果も相まって2450だったが、 こちらの攻撃力はそれすらも凌駕する3000である。 加えて言えば、スバルがティアナとのコンビネーションの末にようやく撃破した3万年の白亀の守備力ですら2100だという。 攻撃力3000。その破壊力は、最早彼女には見当もつかなかった。 故に、スバルはカートリッジをロードし、魔力スフィアを形成する。 (最初っから全力でぶっ飛ばす!) 決意を込め、その拳を振りかぶった。 カイバーマンもまた、必殺技の気配を察し、青眼の白龍へと指示を出す。 「いきなり全力か…いいだろう、気に入った! 正面から迎え撃て、青眼!」 『グオオオオオオオオオオオオオッ!』 太い咆哮と共に、青眼の白龍の口元で、青白い光がスパークする。 「ディバイィィーン…バスタァァァァァァーッ!!!」 「滅びのバーストストリィィィィィィィームッ!!!」 少女とドラゴン。双方から青い光の束が、一直線に相手目掛けて放たれた。 衝突の瞬間、 「う…うそぉっ!?」 あまりにもあっけなく、スバルのディバインバスターが押し返されていった。 一瞬の膠着もなく、青眼の白龍の放つ閃光が、無情にもスバルへと迫っていく。 「うわうわうわうわうわーっ!」 冗談ではない。こうも易々と自分の最大技を押し返してくる攻撃を喰らっては、最悪命まで持っていかれるのではないか。 故にスバルは焦った。 だが、そうしたところで既に無駄なことだ。攻撃態勢のスバルは、そう簡単に回避行動を取ることはできない。 遂に滅びのバーストストリームは彼女が立つ地面を殴りつけ、凄まじい爆発を引き起こした。 人1人などあっという間に蒸発させてしまう熱量と、周囲の十代達さえも吹き飛ばさんとするほどの衝撃波。 「ス…スバルーッ!」 ティアナが絶叫する。 死んだ。 誰もがそう思った。いくら魔導師と言えど、防御魔法も展開していない状況では、この暴力的なまでの破壊の前では無力である。 「粉砕! 玉砕! 大・喝・采ッ! ワハハハハハハハハハハハハ!」 カイバーマンが勝利宣言をする。高らかに上がる笑い声は、滅びのバーストストリームの爆音の中でなお轟いていた。 やがて壮絶な破壊の後、ようやく土煙も晴れた着弾点には、案の定何も残っていなかった。 「…ん?」 しかし、それは青眼の白龍の攻撃が、スバルの身体を残らず灼き尽くしたからではない。 カイバーマンがふと上空を仰ぐと、そこには彼女を抱える黒い服の魔導師。 「…へ? フェイト…さん?」 ようやく状況を把握したスバルは、自らを救出した者の名を呼ぶ。 「大丈夫だった、スバル?」 「あ、はい…」 間一髪、ソニックムーブでスバルを助け出したフェイトは、地上に着地すると、スバルの身体を降ろす。 「スバル!」 「よかったぁ…心配しましたよ、スバルさん!」 ティアナ達が口々に声をかけながら、死んだとばかり思ったスバルの元へと駆け寄り、無事を喜ぶ。 そんなスバル達を安堵の表情で見やると、 なのはは真剣な面持ちでカイバーマンを――その頭上に浮かぶ青眼の白龍を見据え、瞬時にバリアジャケットを展開する。 「ふん…ようやくその気になったか」 カイバーマンはすっかり待ちわびた様子で言う。 なのははそれに応えることもなく、戦闘フィールドへと歩を進める。 フェイトもそれにならい、彼女のすぐ隣へと立った。 「確かに…あの威力は、もう私が相手するしかないね」 「そうみたいね」 なのはの言葉をフェイトが肯定する。 「…少し、頭冷やさせないといけないかな?」 「許可するわ。私もそうするから」 キッと最強のドラゴンを睨むと、なのははレイジングハートを、フェイトはバルディッシュを構え、同じ高さまで昇った。 「ククク…まぁいいだろう。だが、貴様ら2人がかりでは、流石の青眼もただでは済むまい… …そこで、俺はこれを使わせてもらう!」 カイバーマンが新たに引いた3枚のカード。そのうち1枚は… 「マジックカード・融合を発動!」 「まさか!?」 青眼がフィールドに立っている状態で、更にモンスターを2体追加した上での融合。 その条件から導き出される最悪の結果に、明日香は信じられないといった様子の声を上げる。 「そのまさかだ。奴のデッキは、あの海馬瀬人のデッキと同じ…つまり、奴のデッキには…」 万丈目の声と、残り2枚のカードを表へと向けるカイバーマンの動作が重なる。 「青眼の白龍が、3枚入っているんだ!」 「今こそ融合せよ、青眼!」 カイバーマンが号令した。 2枚のカードから、更に2体の青眼の白龍が飛び出し、既に出現していた1体と共に天空へと羽ばたく。 3体のドラゴンの身体が強烈な光を放ち、やがて光そのものとなり、複雑に混ざり合う。 雷鳴が鳴った。 暗雲が渦巻いた。 3つの光は1つの巨大な光となり、青眼の白龍さえも優に凌ぐ、絶対的な力の権化を降臨させる。 「強靭! 無敵! 最強!」 カイバーマンが、力をこめてその名を叫ぶ。 「これぞ我が下僕の究極なる姿…青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)!」 ――ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーッ!!! 咆哮が轟いた。 ―青眼の究極竜― 攻撃力4500 防御力3800 融合モンスター 小山のような巨体。白い鱗に青い瞳。地獄の番犬を彷彿とさせる、3つ並んだ竜の首。 これこそ、青眼の白龍の究極形態。史上最強の殺戮兵器。 最強のドラゴンたる青眼の白龍。それを3体も束ねた存在だ。であれば、その力は最早神にも等しき存在なのではないか。 究極竜は語る。 言葉ではなく、気配で。 圧倒的なまでの存在感と冷徹なまでの殺意が、強烈な恐怖の刃となって、その場の者達を容赦なく貫く。 幾多のデュエルを切り抜けてきたデュエリスト達でさえ、その迫力に、ただただ打ち震えていた。 目の前の青眼の究極竜は、紛れも無い本物。 ソリッドビジョンなどでは到底伝わらない、本物の存在感が、デュエリスト達の身を震わせる。 そして、それを眼前で見せ付けられたなのは達の心境は、いかなるものであっただろうか。 恐怖。 今までのありとあらゆる戦場でも経験してこなかった、圧倒的なまでの恐怖。 自分の腕には自信があるはずだった。 しかし、このドラゴンの前では、それにいかほどの意味があるだろう。 防御魔法は障子程度の壁にしかなるまい。通常の魔力弾など豆鉄砲ほどの価値もない。 ありとあらゆるものを蹴散らす、暴力的な力。 エース・オブ・エースの身体が、小刻みに震えていた。 単発総合目次へ 遊戯王系目次へ TOPページへ
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遊戯王/デッキ/シャイニングビート 2007-10-21 【基本戦法】 攻撃力の高い光属性モンスターで殴り勝つ。 【使い方】 「サイバー・ドラゴン」「雷帝ザボルグ」で攻めつつ、「魔導雑貨商人」で墓地を肥やし「放浪の勇者 フリード」「神聖なる魂」を活用する。 「ライオウ」→アタッカー。相手の「サイバー・ドラゴン」の特殊召喚に対応。デッキサーチ封じ。 「コーリング・ノヴァ」「シャインエンジェル」→生け贄の確保&墓地肥やし。 「結界術師 メイコウ」→攻撃をロックする永続魔法&永続罠を除去。 「放浪の勇者 フリード」→モンスター除去&墓地の光属性モンスターを除外。 「神聖なる魂」→300ダウン効果が結構重宝される。墓地の光属性モンスターを除外。 「シャインスパーク」→攻撃力の底上げ。相手の「サイバー・ドラゴン」も強化してしまうが「人造人間-サイコ・ショッカー」を倒し易くなるのでEVEN。 「魔霧雨」→「ライオウ」「雷電娘々」「雷帝ザボルグ」と揃って投入するのであれば「ライトニング・ボルテックス」的な役割に。発動ターンはバトルフェイズを行えない点には注意。 「異次元からの帰還」→「放浪の勇者 フリード」「神聖なる魂」で除外したモンスターを展開。 ●「ライオウ」で「魔導雑貨商人」「テラ・フォーミング」の効果が封じられてしまう点に注意。 デッキ:40枚 【モンスター(19)】 「サイバー・ドラゴン」×3 「雷帝ザボルグ」×3 「ライオウ」×3 「魔導雑貨商人」×3 「放浪の勇者 フリード」×2 「神聖なる魂」×2 「結界術師 メイコウ」×1 「異次元の女戦士」×1 「マシュマロン」×1 【魔法(7)】 「シャインスパーク」×3 「テラ・フォーミング」×1 「サイクロン」×1 「大嵐」×1 「洗脳-ブレインコントロール」×1 【罠(14)】 「神の宣告」×3 「マジック・ドレイン」×2 「異次元からの帰還」×2 「砂塵の大竜巻」×3 「リビングデットの呼び声」×1 「激流葬」×1 「聖なるバリア-ミラーフォース-」×1 「炸裂装甲」×1 2007/08/04 戻る
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登録日:2011/06/17(金) 11 29 08 更新日:2024/02/19 Mon 08 15 44NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 0ターンキル BIG5 F・G・D おっさん どうしようもないオジサンの集まり アニメではネタ カラフルな項目 サラリーマン ジャッジ・マン チート ネタキャラ バーチャル ビッグ5 ペンギン・ナイトメア 乃亜編 五人組 人事 人造人間-サイコ・ショッカー 企業 会社員 原作では空気 大下幸之助 大岡筑前 大瀧修三 大田宗一郎 大門小五郎 小物 工場長 幹部 弁護士 捨て石 捨て駒 機械軍曹 海馬コーポレーション 深海の戦士 烏合の衆 買収 逆恨み 遊戯王 遊戯王DM 遊戯王ボスキャラ 遊戯王登場人物項目 重役 電脳キャラ 『BIG5』は海馬コーポレーションの中でも重要なポストに就いている重役グループ。 原作では社長がマインドクラッシュされたのを機にペガサスと手を組み海馬コーポレーションを乗っ取ろうと画策したが、ペガサスが遊戯に負けたため計画は白紙に。 原作は(マジで)これだけの扱い。 しかしながら、アニメ版ではオリジナルエピソードにて二度登場。 1回目はデュエルモンスターズクエスト編において再登場。 ペガサス島から帰ってきた社長をデュエルモンスターズクエストに託けて電脳世界で葬り去ろうとするが、遊戯たちに社長を救出されてしまう。 最後の手段として自分たちもゲームに参加するが、敗北したことで、自分たちの意識が電脳世界を彷徨うことになる。 2回目は乃亜編。 こっちの方が有名。 乃亜に助けられながらも本来の身体を失ったため(DMクエストで死んだも同然だったので身体を処分されたのだろう)、 復讐も兼ねて、遊戯たちの身体をデュエルで勝って奪おうとする。 本来の姿ではなくモンスターの姿になってデュエルを行ったが、モンスターであるデュエリストは次作GXでも登場している (彼らに似たポジションのキャラとして覇王軍の幹部連等も登場する)。 敗北しながらも乃亜に懇願して最後のチャンスを貰い、今度は総力戦で遊戯に挑み、城之内も加わって、2対5のデュエルを展開。 「ライフポイント8000」「5体のデッキマスターを交換可能」というアドバンテージを得ながらも敗北。 今度こそ乃亜に見切りを付けられ、電脳世界からも完全に存在を消去されてしまうことになる。 しかも電脳世界は遊戯たちの存在も含めて全てがバーチャルであり、実際はデュエルに勝っても生身の肉体は手に入らない。 にもかかわらずまんまと乃亜に騙されて利用されていたという、酷すぎるオチが付いていた。 それぞれの名字に「大」という文字が入っているのが特徴。 元ネタは実在の人物から架空のキャラクターまで様々。 栄冠は最後の勝利者に与えられるものだ BIG1(ビッグワン) 大下(おおした) 幸之助(こうのすけ) デッキマスター:深海の戦士 CV 斉藤信行/園岡新太郎 「妖怪」とも呼ばれた企業買収のスペシャリスト。 銀英伝のラングに似ている。 諺に詳しく色々と披露してくる。しかしあまりにもベラベラと話したためか王様も「うるさいZE!」。 アボリジニの神話をモチーフとするデッキを使い、低レベルの効果モンスターを多用しアドバンテージを稼ぐというガチな戦い方をする。守備能力の低さはデッキマスター能力で補う徹底ぶり。 ぶっちゃけ実力は5人の中でトップ(比肩し得るのは後述の大門ぐらい)。途中で遊びさえしなければ神のカード無しとはいえ闇遊戯を普通に倒せたほど。 ただ戦術が堅実過ぎるため、アニメ的に見栄えはしない。 使用するモンスターもまた堅実で、召喚時に相手に「刻の封印」をブチかます「ヨーウィー」、リバース時にハンデスするリクルーターの「アシニグライ」、召喚・反転召喚・特殊召喚時にドローする「イピリア」 1000以上のダメージをトリガーに手札から特殊召喚され、フリーチェーンリリースで手札から条件付きで複数体ssする「精霊王ルクランバ」、墓地へ送られた時に相手モンスターを全て道連れにする「虹蛇のエインガナ」、等々とにかく妨害とアド稼ぎに特化している。 これらのモンスター効果とデッキマスター能力で守りを固め、計算された戦術で鉄壁の布陣を身構えるため、隙がない。 乃亜編の冒頭ではBIG5のリーダーっぽくセンターに陣取っていたが、 タッグデュエルの際は1ターン目にフィールド魔法とモンスターを場に出しただけで出番が終了、リーダー役も大門に持って行かれた。 名前の元ネタは現在のパナソニックに当たる会社の創業者で「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助と思われる。 何故、子供たちにペンギンの優しさを教えない! BIG2(ビッグツー) 大瀧(おおたき) 修三(しゅうぞう) デッキマスター:ペンギン・ナイトメア CV 鶴岡聡/大谷亮介 通称エロペンギン。 人事担当だったらしく、対象人物のデータ収集を得意としている。「真崎杏子16歳」と名前の後に年齢を加えるのが特徴。 とにかくエロく、ピチピチの体が欲しくてたまらないため、真っ先に対戦相手に杏子を選択した。 エロいだけでなく、若者を見下した嫌味な言動も度々見られる。 杏子が過去にニューヨークでミュージカル「ブラック・マジシャン・ガール、賢者の宝石」に感動して以来、ダンサーを目指しているという夢を冷笑したり、 彼女のデッキマスター『ブラック・マジシャン・ガール』も「半人前の魔法使い」「ブラック・マジシャンがいなければ福神漬けの付いていないカレー同然」扱い (ただ、この言い方だと師匠がオマケ・引き立て役ということになってしまうのだが)。 タッグデュエルの際も遊戯が要注意人物だと知りながら、優位を確信した際に「所詮はガキンチョ」と内心勝ち誇っていた(すぐに裏をかかれることになったが)。 幼少時に両親が不仲で喧嘩ばかりしており、当時唯一の心の支えであったことからペンギンが大好き。 海馬ランドの一角にペンギンランドを建設するという提案をボツにされたことで、海馬を恨むようになった。 まあ彼の境遇には同情すべき点は多々あるが、ペンギンオンリーのブースなんぞニッチすぎて海馬じゃなくても却下するのではなかろうか。 デッキもペンギンがメインかつ水属性で統一・・・とは言うものの、当時OCGでは『ペンギン』がデッキテーマとして成立しておらず、 作中で実際に使用した「ペンギン」系モンスターの数は数体程度で、使ったサポートも劣化『デーモンの斧』の『ペンギンソード(*1)』のみであった 『ペンギン・ナイトメア』は後にOCG化しており、表側表示になった時に相手のカード1枚をバウンスと無効化されづらい強力な除去能力を持つ。 リバースモンスターではないため『停戦協定』『抹殺の使徒』に強く、守備力も高めというエロペンギンには勿体無い優秀な性能。 名前の元ネタは俳優・ナレーターの大滝秀治氏と思われる。 言ったでしょう、私は黒いものでも白にすると BIG3(ビッグスリー) 大岡(おおおか) 筑前(ちくぜん) デッキマスター:ジャッジ・マン CV 高橋広樹/竹本英史/八代進一 BIG5最弱の男。 元顧問弁護士。黒も白にする手腕の持ち主。ただしヘタレ。 凡骨とのデュエルも凡骨のギャンブル系のカードはすべて外れると言うイカサマに加え、チート丸出しな最強のデッキマスター能力を使ってくる。 それなのに凡骨に負ける。しかも最後に運ではなく駆け引きで負けているところを見ると、今までどうやって裁判で勝ってきたのか気になる。 一応裁判は全戦全勝らしいが、本人曰く勝てる裁判しかしないらしい。 BIG5総出のリベンジ戦の際は、一度負けたにもかかわらず城之内を甘く見ていたため、彼が足を引っ張るのを期待して遊戯とのタッグ結成を了承、 代わりにBIG5側はライフ8000からスタートするという条件を提示した。 気に入っているのか、両方のデュエルで『ヒステリック天使』を使用するが、アニメでの姿は実際のカードイラストよりも大分美化されている。 また、城之内とのデュエルでのみ、レベルと攻撃力の低い融合モンスターを『ハ・デスの誘導尋問』『魔界の司法取引』といった専用カードで補助する戦術を取っていた (前者は自分の場のレベル4以下の融合モンスターは戦闘時に攻撃力800アップ、後者はレベル4以下の融合モンスターは召喚ターンに攻撃可能な上、相手にダメージを与えた場合自分のライフを800回復する。両方アニメのみ)。 この戦略自体は確かに間違っていないのだが、肝心の戦術眼が節穴状態。具体的には、 明らかに必要ないタイミングでデッキマスター能力を使用 融合召喚に拘り過ぎて確定した勝ち筋をスルー(*2) 2体以上のモンスターで直接攻撃できる状況にありながら片方を射出モンスターのコストに使用。ダメージを与える回数を自ら減らす(*3)。 など。 名前の元ネタは江戸時代中期の大名で、時代劇でもお馴染みの大岡越前と思われる。 機械王は工場長であるワシにこそ相応しいのだ! BIG4(ビッグフォー) 大田(おおた) 宗一郎(そういちろう) デッキマスター:機械軍曹 CV 吉川寛司/杉野博臣 軍需工場の元工場長。人呼んで「工場の鬼軍曹」。 過去に社長の命令で自らの誇りであった工場を爆破させられたため、彼を恨んでいる。 御伽・本田・静香の3人を相手にしたが、本田と静香は初心者中の初心者。 デュエルでは一番弱い静香ばかり狙っていたが、本田が身代わりになってライフが0に。 静香は責任を感じて茫然自失となるが、御伽のサポートや城之内の激励によって立ち直り、逆転勝利を収めた。 が、大田も敗れたとは言え、BIG5の中で唯一デュエルで相手プレーヤーを倒し、身体を手に入れることに成功。 代わりに本田本人の意識は小型のサルロボットに移し替えられた。 その後は社長に木刀で襲い掛かったり、モクバを攫ったりと何かと暴走が目立った。 2回目に復活した際のタッグデュエルでは本田の身体をBIG5全員で共有して挑むことになるが、 『機械王』の召喚成功に気を良くして強引に交代するも、遊戯の罠にまんまと嵌まり、完全に足手まといに。 デッキは機械族で統一されている。 当時は機械族モンスターの層がさほど厚くないことや兵器っぽいカードにへのこだわりもあってか通常モンスターが多め。 3対1のデュエルの際にはデッキマスターである自分自身『機械軍曹』と『機械王』が融合して『パーフェクト機械王』となった (後に『パーフェクト機械王』はOCG化されたが、融合モンスターではなく、通常召喚可能な最上級モンスターとなっている)。 名前の元ネタは現在のホンダの創業者である本田宗一郎と思われる。 本田の身体を奪う展開は元ネタも意識していたのだろうか。 どうだ?剛三郎の造った兵器に苦しめられる気分は BIG5(ビッグファイブ) 大門(だいもん) 小五郎(こごろう) デッキマスター:人造人間-サイコ・ショッカー CV 竹本英史/泉尚摯 社長の元側近。他のBIG5に比べて、ある程度彼の思惑を理解している。 デッキマスター能力+『王宮の勅命』で魔法&罠ロックを仕掛け、社長を追い詰める。 ただし社長とのデュエルでは、コートでデッキマスターの正体を隠しており、社長が罠カードが発動する時まで、デッキマスターの能力を明かさなかったりと、微妙にセコい事をしていた。 2回目のタッグデュエルでも遊戯と城之内をギリギリまで追い詰め、BIG5の中でもデュエルの実力は高いと見られる(というか彼と大下以外が微妙)が、 戦術云々より『お注射天使リリー』を使用し、サイコ・ショッカーの容姿と声で「検診のお時間だ!」と叫ぶインパクトの方が強い(これが正式な攻撃名らしい)。 過去に社長がモクバに辛く当たったことを持ち出すなど心理フェイズを駆使するも、社長の信念と兄弟の絆は揺らがなかった(が、後に乃亜によって……)。 小五郎だけに『時計型麻酔銃(*4)』などのカードを使用した。 また『困惑のマスク(*5)』とかいうブサイクなマスクを社長に被せるという嫌がらせも。 このデュエルで社長の『青眼の白龍』が宇宙まで飛翔し『サテライト・キャノン』を撃破するシーンは屈指の名シーンである。 だがこの御仁、実は自分の戦術と相性抜群の「ビッグバンガール」をデッキに投入しており、実際手札に引いていたにもかかわらず裏守備にしたままサテライト・キャノンの生贄にするという致命的プレミをやらかしている。 表側表示にしておけばバーンができたため海馬に勝てていたのに……。 全員揃っての遊戯&城之内とのチーム戦では最終的な主導権を得たが、ここでも詰めの甘さを発揮して敗北している。 というのは、最後の切り札たるF・G・Dを召喚するために、生贄としてデッキマスターを5体全て召喚したのだが、デッキマスター能力はフィールドに出ても使えるため、ジャッジ・マンの能力でモンスターを外してから一斉攻撃すれば勝利していた。 ジャッジ・マンのデッキマスター能力には500バーンが付くため、残りライフ300の城之内は確定でアウト、残りライフ2000の遊戯も伏せカードがなかったため攻撃でアウト、という話である。 切り札に拘ったのが裏目に出た形か。 余談だが、大田以外のBIG5はデュエルで負けた後に一度力ずくで遊戯たちの身体を奪い取ろうとしたが、 この時に大門は静香の身体を巡って大瀧と喧嘩しマジギレするという、相当アレな姿を見せている。 やはりコイツもエロオヤジだった。 名前の元ネタは上述の毛利小五郎のほか、大門五郎という説がある。 ◆デッキマスター能力◆ 深海の戦士 相手モンスターが自分のモンスターに攻撃を仕掛けてきたときに自分のモンスター2体を生け贄に(リリース)することで攻撃してきたモンスターの攻撃を無効にしてそのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。 コストがあるとはいえ、強力な生きた『魔法の筒』なのだが、直接攻撃に対しては発動できない。 ペンギン・ナイトメア 自分フィールド上の水属性モンスターの攻撃力を200ポイントアップさせる。 そこいらのフィールド魔法よりも控えめな効果であり、デッキマスター能力としては地味な部類。 一応、強化カードとしては破壊される心配がない安定感がメリットとは言えるか。 ジャッジ・マン ライフを1000払うことで相手フィールド上のモンスターをすべて除外し、その枚数×500ポイントのダメージを相手ライフに与える。 なんと回数制限がない上に相手ターンでも発動できるというぶっ壊れ能力。 しかも性質上封じる手段が皆無なので間違いなく最強のデッキマスター能力だろう。 機械軍曹 手札の機械族モンスター1枚を捨てることにより500ポイントのダメージを相手ライフに与える。 手札の消費が激しいため、原作版『天よりの宝札』や『補充要員』等でコストとなるモンスターを集めていた。 人造人間-サイコ・ショッカー 相手プレイヤーの罠カードの効果と発動を無効にする。 デッキマスター能力はわかりやすく言えば基本フリーチェーンなので、発動条件がないものや永続効果以外はいつでも発動できる。 BIG3と双璧を成すチート能力である。 【余談】 このデッキマスターシステムのデモプレイでは社長のホログラムと絶対防御将軍がデュエルをした。 社長のホログラムのデッキマスターは永遠の嫁こと『青眼の白龍』。 その能力は「このカードを融合素材にした融合モンスターは融合召喚したターンに先攻・後攻に関わらず攻撃ができる」 (初代DMでは融合モンスターは融合召喚したターンの攻撃は不可というルールであった)。 絶対防御将軍の能力は「1ターンに一度だけ相手モンスターの攻撃を無効にして攻撃してきたモンスターを破壊する」と言うもの。 デモプレイは社長のホログラムの先攻。 社長のホログラムは先攻ターンに『青眼の究極竜』を融合召喚して先攻1ターンキルを仕掛けたが、絶対防御将軍の能力により、これを破壊されて敗北。 デッキマスターに選択したモンスターは自分のターンならいつでも召喚できてデッキマスターを失えばライフの有無に関わらず敗北する。 ただし、融合などのデッキマスターが関連するモンスターを召喚する際にフィールドから離れても負けにならない。 ※あまり知られていないが0ターンキルはこのデモプレイが初めてである。 この時、彼らの作り出したモンスターである『F・G・D』は融合モンスターではなく儀式モンスターだった。 5ターン以内に光属性以外のモンスター5種類を『邪龍復活の儀式』と言う魔法カードを使用して儀式の生け贄にすることでのみ召喚することができると言うもの。 この時のカード名は『F・G・D-ファイブ・ゴッド・ドラゴン』になっている(*6)。 難しい召喚条件だがそれをに見合う強力な効果を兼ね備えていた。 それは… 召喚時、相手フィールド上のカードをすべて破壊する えっ!? そう、召喚時、相手フィールド上のカードをすべて破壊するのである。 大切なので(ry 召喚に成功すれば『神獣王バルバロス』のように大ダメージを与えることができるのだ。 ただし、『F・G・D』自身は召喚したターンに攻撃出来ないが。 この効果はリンクモンスターとしてリメイクされた『F・G・D』、『L・G・D(リンク・ゴッド・ドラゴン)』の能力として再現された。 効果発動後も攻撃出来る様になった代わりに相手のエンドフェイズ毎に自分の墓地のカードを5枚除外しないと墓地へ送られるデメリットがついた。 余談だが、彼らはゲームにてカイバーマンヒーローショーで凹られる悪役として、海馬ランドに再就職している。 アニメDMでもあの後復活出来たなら、そういう進路を辿ることになるだろう。 また、『GX』の14話では人造人間-サイコ・ショッカーの精霊が登場したが、乃亜に消されたBIG5の成れの果てが亡霊となったものかどうかは不明。 追記・修正はF・G・Dを召喚してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 彼らの復讐って静香や御伽からしたら完全な言いがかりかつとばっちりだよな。 -- 名無しさん (2014-02-03 22 39 38) BIG1は時代を先取りしすぎたデュエリスト -- 名無しさん (2014-02-04 11 32 21) ↑あれ「クリボーが勝手に!」が無かったら王様に勝ってたよな… -- 名無しさん (2014-06-09 18 28 13) イピリアの効果でドロー、アニシグライでハンデス、ヨーウィーでドロースキップ、ビッグ1は地味なチートが多いね -- 名無しさん (2014-07-08 22 42 27) デッキマスター能力が強力なのは自分らが元々カードゲームとは無縁のオッサンだからハンデ代わりかな? -- 名無しさん (2014-07-12 23 38 03) サイコ・ショッカーはともかく他は別に強くないからなぁ… -- 名無しさん (2014-07-12 23 46 56) ↑ジャッジ・マンは普通に強い気が・・・ しかも、所謂フリチェだしw -- 名無しさん (2014-07-13 00 44 50) 今では対して強そうに見えない儀式FGD…… -- 名無しさん (2014-09-20 14 58 20) DMクエスト編で「負けたせいで電脳世界に閉じ込められた」っていうはっきりした描写が無かったから、乃亜編で知った時には「こんな悲惨な目に合ってたのかよ!」って思ったわ -- 名無しさん (2014-10-07 18 27 41) デュエルの強さは1=5>3>2=4ぐらいのイメージ -- 名無しさん (2015-01-23 23 39 17) 意識は電脳世界に閉じ込められたってのはわかったんだけど、じゃあ肉体の方はどこへ…? 社長何かしちゃったの…? -- 名無しさん (2015-01-24 00 05 45) よくよく考えると前社長を殺された(自殺だけど)上に次期社長の横暴で首にされそうになるしその次期社長が精神崩壊したときは会社の存続のためペガサスに頼ろうとしたら次期社長に首にされるしかなり可愛そうな奴ら。ろくに計画も無い軍需産業からの撤退なんていうBIG4から見たら首切り宣言も工場の閉鎖や下請けの打撃とかを考えると数万人が路頭に迷いかねない話しだし、どうもBIG5を応援したくなってしまう。デュエルが始まってからはかなりの悪役になってくれたんだけどね -- 名無しさん (2015-02-03 21 17 24) ↑×2 ①意識不明扱いでずっと入院中 ②海馬コーポレーションが引き取って秘密裏に処分 好きな方を選べ -- 名無しさん (2015-03-06 02 26 32) ↑2 いや回想によると瀬人の甘言に乗ってBIG5の方から海馬コーポーレンション乗っ取りに加わったらしいしやっぱ自業自得よ(首切りに関しては・・・) -- 名無しさん (2015-03-15 12 42 13) ふと、BIG5と乃亜、剛三郎が遊戯一行の(遊戯は除く)体を乗っ取り現実世界に帰還する話を浮かべたけど、乃亜はともかく体は学生、ピチピチの女の子(意味深)、中身はオッサンとなるとシュールだよなw -- 名無しさん (2015-03-28 22 06 36) ↑の続きそして遊戯が彼らを助け出して乗っ取りした奴はまた電脳行き、最悪抹消。または肉体を作って復活させてやるという構図で空想話が浮かんだw -- 名無しさん (2015-03-28 22 08 34) ペンギンのオッサンはセクハラ発言が目立ったけど、5人の中ではそれほど当時の海馬コーポレーションの闇に染まってないような感じがしたな -- 名無しさん (2015-03-28 22 32 08) サイコショッカーのデッキをジャッジマンが使えば最強じゃね? -- 名無しさん (2015-05-13 01 56 55) 見た目地味なオッサンたちが、二度も敵キャラとして立ちはだかるとは、「遊戯王らしい」というべきか…w -- 名無しさん (2015-07-31 12 32 55) 剛三郎はネクロスのチート性能に頼っただけで、意外とデュエル自体はビッグ5の方が強そう -- 名無しさん (2015-12-12 14 01 16) 如何見ても4のパーフェクト機械王が某古い鉄にしか見えないw -- 名無しさん (2015-12-12 14 47 39) 分の悪い賭けは嫌いじゃないから3vs1のデュエルをしたんですね、分かります -- 名無しさん (2015-12-12 16 01 59) BIG1もぶっちゃけチートもいいところなカードばっかだけど、他のボスの攻撃力数万とかみたいなわかりやすいぶっ壊れじゃないから好きだわ 一人だけ他のゲームをやってる感じ -- 名無しさん (2016-02-02 04 04 50) BIG1さん今の時代だったらシンクロやエクシーズを高速で並べるデッキ使いそうだなぁ。ジャンドとか好きそう -- 名無しさん (2016-04-29 13 32 07) 良くシステムを知らないけどBIG1のデッキってペンデュラムを組み込んだら厄介そう -- 名無しさん (2016-06-11 11 03 44) 他の奴らはデッキマスターにしたモンスターとの関連性が明示されてるけどビッグ1だけ何で深海の戦士を選んだんだろ 説明とかあったっけ -- 名無しさん (2016-07-24 04 17 44) ↑多くの企業を奪い、食らってきた(買収)手腕の象徴だと言ってたよ。意図は分からんが、獲物を海中に引きずり込むイメージかな。 -- 名無しさん (2016-07-24 05 15 39) ↑あぁそういえばだったっけ ビッグ5のデッキマスターのチョイスは中々渋いな -- 名無しさん (2016-07-24 13 57 41) エロペンギンはペンギンランドなんて極端なものじゃなくて水族館か動物園を作ろうって提案すれば海馬も検討してくれたろうに -- 名無しさん (2016-07-24 14 09 31) 最高攻撃力が2200でロックも特殊勝利も狙わない相手に王様が追い詰められる光景はアドの概念がわからない子供心にもやばいと思ったわ。 -- 名無しさん (2016-09-18 12 15 08) 「機械王を召喚するとは、でかしたぞ大岡!」「勘違いしないで下さい。私はそういうつもりでは・・・」「うるさい!」このBIG3とBIG4のやり取りがやけに印象に残ってる。 -- 名無しさん (2016-09-25 03 37 08) 大下のデッキ……改めて見てもハイスペック(ヨーウィーは論外)やなぁ。これに当時のあのデッキで勝てた遊戯たちはさすがだ -- 名無しさん (2017-01-21 16 10 18) アシミフライ(リバースハンデス、やられたら同名リクルートセット)、イピリア(召喚、特殊召喚対応のプチディスクガイ)とかガチすぎたよなw -- 名無しさん (2017-02-20 10 20 38) 良さ的には1≒5 4 3 2というイメージ。3はデッキマスター能力のおかげで最下位は回避できているがプレイングも度胸も最低。4は下2人よりはマシだから真ん中。でも大して変わらないかも。1と5は遊戯と海馬じゃなかったら負けていた -- ラス (2017-02-20 10 38 35) 大門は海馬の側近だったけど役職については明言されたっけ? 「軍事大国に数々の兵器を売り捌いてきた」とか言ってたからセールス担当? -- 名無しさん (2017-12-21 23 12 02) 工場長の恨みは一理ありそうだけど、ドーマ編を見た後だと、ただのエゴイストにしか見えないな。アメルダが恨むべきはこういう連中だよね -- 名無しさん (2018-07-28 02 02 28) ライフコスト1000のフリチェ除外サンボルという今でも狂ってるデッキマスター能力にチートまで使って負ける大岡って一体…。大下のデッキマスター能力がそこまで優秀なものじゃないから尚更際立つ。 -- 名無しさん (2019-03-16 13 14 51) まさかこの時期にイピリアがOCG化しようとは……。 -- 名無しさん (2019-04-17 21 09 56) アニメ見返してると大田に関しては同情しか覚えないな…兵器絶対ダメなのは分かるが会社を大企業に押し上げた重鎮のプライドをへし折った挙句閑職送りって社長がクズなだけじゃん… -- 名無しさん (2019-11-27 10 55 20) 工場長は剛三郎の分まで兵器への憎悪をぶつけられた感じ。社長もマイクラ以前はまともじゃなさそうだけど -- 名無しさん (2020-01-08 01 14 03) 世界に名だたる軍事企業を支配していたおもしろおじさん達 -- 名無しさん (2020-02-21 15 34 45) 大岡が弱いのは、イカサマとかチート能力に頼り切って、真っ向勝負できないからだろ。今までの裁判も実力じゃなくて、裏工作とかで勝ってきたと思う。あとビッグ5の連中、ゲームだと現実に戻れたが、会社の重役だったのに、再就職が出来ないとかモクバに泣きついているあたり、社会人としての能力も低かったんだろうな -- 名無しさん (2020-04-04 06 23 36) 正直従業員の引継ぎも無しにいきなり工場爆破されたら恨みたくなっても仕方ない気がする -- 名無しさん (2020-05-13 22 19 08) DMクエスト編では女体化した木馬(割と可愛い)がヒロインになっていたが、アレは一体誰の趣味なのやら…。 -- 名無しさん (2020-05-15 19 29 09) ↑3 能力自体は高いけど、悪どいことを繰り返してきた奴も多いし(大下とか)信用がなかったんじゃないかな……。恨んでる人も多そうだし。 -- 名無しさん (2020-05-17 07 36 49) ガチ度:大下(99) 大門(90) 大田(40) 大滝(10)=大岡(10) -- 名無しさん (2020-05-26 20 40 32) ネタ度:大滝(95) 大門(80) 大岡(60) 大下(20) 大田(10) -- 名無しさん (2020-05-26 20 44 37) ↑1,2 大下は最強、大岡は最弱、大滝はネタ、大田はカタルシス、大門はバランス型、ってイメージ -- 名無しさん (2020-05-26 20 55 55) まぁ生粋のデュエリストではないということだね -- 名無しさん (2020-05-30 13 24 30) こいつら自業自得なんだけど、電脳世界に閉じ込められたってのも、なんか気の毒にも思えたな。(元の肉体は、たぶん脳死したんだろう)キースだけでなく羽蛾・竜崎といい、遊戯王の敵サイドのキャラって、とことん酷い目にあっているな。 -- 名無しさん (2020-06-20 19 36 18) 古き良きアニオリキャラというか、原作では名前がちょろっと出てきただけのおっさんたちをこんな愉快な強敵に仕立てあげるっていうのは今じゃ難しいだろうなぁ。 -- 名無しさん (2020-08-03 21 23 42) 大田は忠誠を示すために工場爆破したのに閑職行きはちょっと可哀想だとは思う。 -- 名無しさん (2021-01-01 21 01 42) 確かビッグ5戦は珍しくブラックマジシャンがフィニッシャーになった決闘だっけ、アニメ版騎士の称号は「対象のモンスターを戦士族にする」効果だからブラックマジシャンズナイトを召喚したわけではないっていう -- 名無しさん (2021-10-02 01 03 35) プレミと言う名のご都合主義はシリーズじゃいつものことだがこいつらはあくまで一社員でデュエリストではないからな -- 名無しさん (2021-11-10 02 35 09) 何人かは海馬の立ち回りが悪い -- 名無しさん (2022-12-06 15 46 54) 弁護士の人はなんでそんなトンチキな戦術に行き着いたのか -- 名無しさん (2023-10-20 18 49 19) 深海の戦士、ジャッジ・マン、機械軍曹はデッキマスター効果をモチーフにしたリメイクとか出たら面白そう。需要あるか知らんけど。 -- 名無しさん (2024-01-25 00 18 03) 名前 コメント
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神代璃緒使用カード メラグ使用カードはコチラ→メラグ 効果モンスター 《ブリザード・ファルコン》 《オーロラウイング》 《ガード・ペンギン》 ▲画面の上へ エクシーズモンスター 《零鳥獣シルフィーネ》 《零鳥姫リオート・ハルピュイア》 ▲画面の上へ 魔法カード 《ブリザード・ジェット》 《死者蘇生》 《絶対零度》 《沈黙の翼》 《氷炎の世界》 ▲画面の上へ 罠カード 《ダイヤモンド・ダスト》 《アイス・チェーン》 《氷炎の卵》 ▲画面の上へ
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登録日:2010/02/20(土) 18 09 07 更新日:2024/05/08 Wed 17 38 27NEW! 所要時間:約 26 分で読めます ▽タグ一覧 ☆ アモン・ガラム エクストラウィン エクゾディア シモン・ムーラン パズル レアハンター ロイヤルストレートフラッシュ 五等分の花嫁 制限カード 原作出身 封印 封印されしもの 封印されしエクゾディア 星 武藤双六 海の藻屑 海馬剛三郎 漢のロマン 激流葬 特殊勝利 調整中 遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王OCGデッキテーマ項目 闇属性 闇遊戯 魔法使い族 (みんな…ありがとう…。オレはもう何も恐れない…) (ム…さっきまでの「恐怖」に歪んだ表情が消えた…? 「恐怖」を超越した「絶望感」で苦し紛れの笑みを浮かべているのか……) 海馬、それは違うぜ! オレは「希望」を手にしたんだ! オレの引いたカードは… 封印されしエクゾディア!! エクゾディアとは、高橋和希作の『遊☆戯☆王』に登場するカード、及びそれを元に作られた遊戯王OCGのカードである。 【概要】 5枚の異なるカードで構成されているカード群。通称「エクゾディアパーツ」。 特徴はシンプルで、「エクゾディアパーツ5種類全てを手札に揃えたプレイヤーは勝利する」というもの。 遊戯王OCG初の特殊勝利条件を持ったカードでもあり、登場するなり早速全てが制限行き。 そして未だかつてそれが解かれた事は無い。 近年でもエクゾディアパーツを簡単に手札に加えさせないためか魔法使い族のサーチカードは少なく、大量ドローができるカードには厳しい規制が入る(*1)。 ゲームデザインそのものにも大きな影響を及ぼしているカード群なのだ。 遊戯王含むあらゆるカードゲームに於いて、いまだにコイツと並ぶ豪快な特殊勝利方法はほとんどど無い。 知名度も極めて高く、「遊戯王に触れたことはないがエクゾディアは知っている」という人も多い。 特殊勝利効果&攻撃名は「怒りの業火 エクゾード・フレイム」。 ちなみに東映版では「エクゾディア・フレイム」、原作の記憶編では「エグゾード・フレイム」。 なおよく間違えられるが、「エグゾディア」ではなく「エクゾディア」である。まぁデッキはその特殊性ゆえにほぼ必然的にエグいが。 ●目次 【概要】 【パーツ一覧】召喚神エクゾディア 魔神火炎砲(エグゾード・フレイム) 幻の召喚神エクゾディア 千年の十字 魔神火焔砲(エグゾード・ブレイズ) 怒りの業火 エクゾード・フレイム 石版(ウェジュ)の神殿 千年の眠りから覚めし原人 千年の宝を守りしゴーレム 千年王朝の盾 ミレニアムーン・メイデン ミレニアム・アブソリューター 【相性の良いカード】 【関連カード】 【主な派生デッキ】【図書館エクゾ】 【未来オーバーエクゾ】 【調理師エクゾ】 【便乗ターボ】 【凡骨エクゾディア】 【チェーンエクゾ】【活路エクゾ】 【ヌメロンエクゾ】 【ハンドレスエクゾ】 【暗黒界エクゾ】 【シンクロエクゾ】【エクゾディアビート】 【月光エクゾ】 【エクゾチェンジ】 【原作での活躍】◆原作&遊戯王デュエルモンスターズvs海馬 バトルシティ編 アニメオリジナルエピソード 王の記憶編 ◆遊戯王デュエルモンスターズGX 【ダンジョンダイスモンスターズ】 【遊戯王デュエルリンクス】 【漫画・アニメでの扱い】 【立体化】 【パーツ一覧】 封印されしエクゾディア 星3/闇属性/魔法使い族/ATK1000/DEF1000 このカードと「封印されし者の右足」「封印されし者の左足」「封印されし者の右腕」「封印されし者の左腕」が手札に全て揃った時、デュエルに勝利する。 封印されし者の左足 星1/闇属性/魔法使い族/ATK 200/DEF 300 封印された左足。封印を解くと、無限の力を得られる。 封印されし者の左腕 星1/闇属性/魔法使い族/ATK 200/DEF 300 封印された左腕。封印を解くと、無限の力を得られる。 封印されし者の右足 星1/闇属性/魔法使い族/ATK 200/DEF 300 封印された右足。封印を解くと、無限の力を得られる。 封印されし者の右腕 星1/闇属性/魔法使い族/ATK 200/DEF 300 封印された右腕。封印を解くと、無限の力を得られる。 ちなみに原作でのフレーバーテキストは、「但し、神の四肢たるカード4枚を揃え、5体を復活させし者、あらゆる敵を一瞬に葬り去る」というもの。 バンダイ版(*2)及びクロスデュエル(*3)でもこのテキストが採用されているが、「但し」の部分が省略されている。 とにかく本体の《封印されしエクゾディア》がいない事には話にならない。 コイツさえ手札にくれば、後のパーツは低ステータス通常モンスターなので比較的楽に揃えられる。 特定カードを5枚以上揃えたときに確実に勝利できるコンボを見つけても、「それならエクゾ揃えた方が早くね?」と返されるのはよくあること。 ただしエクゾディアパーツは全て制限カードで専用サポートもなかったため、単純に優劣はつけられないが。 と思ったら…… 2015年11月発売の「MILLENNIUM BOX GOLD EDITION」にて新規サポートカードが登場。 遊戯の看板モンスター達が次々とテコ入れされる中で、ついにエクゾディアも強化された。 これで顔や手足で殴る必要がなくなるな。 召喚神エクゾディア 古の魔神よ! 封印されし五体を解き放ち、我に力を与えよ! 出でよ!古の魔神! 召喚神エクゾディア! 特殊召喚・効果モンスター 星10/闇属性/魔法使い族/攻 ?/守 0 このカードは通常召喚できない。 自分フィールドの「封印されし」モンスター1体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。 (1):このカードの攻撃力は自分の墓地の「封印されし」モンスターの数×1000アップする。 (2):このカードは他のカードの効果を受けない。 (3):自分エンドフェイズに発動する。 自分の墓地から「封印されし」モンスター1体を選んで手札に加える。 (4):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。 手札の「封印されし」モンスターを任意の数だけ相手に見せ、見せた数だけ自分はデッキからドローする。 「MILLENNIUM BOX GOLD EDITION」で登場した新たなるエクゾディア。 場のエクゾディアパーツをコストに手札から特殊召喚でき、攻撃力は墓地のパーツの数×1000となる。よって攻撃力は召喚時は最低でも1000、最大で5000となる。 そして他のカード効果を一切受けず、毎ターン墓地のパーツを強制で回収していく。 戦闘破壊されると手札に溜まったパーツ分だけドロー出来る 攻撃力アップの倍率は高いが、パーツの回収が任意ではなく強制なので攻撃力は毎ターン下ってしまう。 また他のカードで攻撃力を上げたり戦闘破壊耐性を付与出来ないので戦闘には弱い。 なので召喚神の攻撃力をある程度保つためには予めパーツを墓地に落としておく必要がある。 しかしそうなると召喚条件のために場に召喚するパーツが減るというジレンマ。 パーツが全種制限で緩和も絶望的なため、攻撃力のキープは意外と難しい。 戦闘破壊時のドロー効果は手札にパーツがあるほど大量ドローが狙える。 戦略次第で、攻撃力を維持する為にパーツを墓地に置き続けるか決めよう。 なおパーツ回収効果は強制だが発動を伴うため、《発禁令》で封じると攻撃力の維持が可能になる。 ここまでやってもこいつには敵わないのはお約束。 後はエクゾディオスと併せると手軽にランク10を出したりもできる。 イラストは記憶編の神官シモンが操ったものだろうか。 効果の方はGXでアモンが使役したアニメ版エクゾディオスとほぼ同じになっている。 ただアニメ版エクゾディオスは戦闘破壊耐性もあり、効果を受けないのは相手のカードのみだった。 遊戯王デュエルリンクスでは双六が召喚した際に上記の召喚口上を言う。恐らく記憶編におけるシモンの口上をアレンジしたものと見られる。 魔神火炎砲(エグゾード・フレイム) 永続罠 「魔神火炎砲」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):フィールドのモンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。 手札・デッキから「封印されし」モンスター1体または「エクゾディア」カード1枚を墓地へ送り、対象のカードを持ち主の手札に戻す。 (2):このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、 自分の墓地の「封印されし」モンスター1体または「エクゾディア」カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。 「MILLENNIUM BOX GOLD EDITION」で登場したエクゾディアの必殺技カード。 永続罠版の《強制脱出装置》で、手札かデッキからエクゾディアパーツを落としながらバウンスできる。 上述のように召喚神は戦闘に弱いのでこれで守っていけということなのだろう。 理想としてはこれでパーツを4枚落としたうえで、手札に残りのパーツと召喚神があれば攻撃力5000の召喚神を場に出せる。 破壊されてもエクゾディア関連のカードを回収ができるおまけ付き。 ただし「封印されし」か「エクゾディア」指定なのでエクゾディオスは対象外となり回収出来ない。 なおこのカードは記憶編の技を参考にしているため、(M Wの)「エクゾード・フレイム」ではなく「エグゾード・フレイム」となっている。 発動する際にはカード名を間違えないようにしよう。 更に2024年4月発売の「INFINITE FORBIDDEN」でも新規サポートカードが登場。 幻の召喚神エクゾディア 全ての希望(ピース)がここに揃う! 無限の封印を解きあらゆる敵を殲滅せよ!! 融合・効果モンスター 星10/闇属性/魔法使い族/攻 ?/守 0 「封印されし」モンスター×5 (1):フィールドのこのカードは相手の効果では破壊されない。 (2):1ターンに1度、このカードが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。 このカードの攻撃力は自分のLPの数値分アップする。 (3):1ターンに1度、魔法・罠カードの効果が発動した時に発動できる。 その発動を無効にする。 (4):自分・相手のエンドフェイズに発動できる。 デッキから「エグゾード」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。 (5):自分スタンバイフェイズに発動する。 自分は1000LPを失う。 「INFINITE FORBIDDEN」で登場した新たなるエクゾディアにしてまさかの融合モンスター。記憶編にてシモンが使役していたエクゾディアがモチーフ。 効果破壊耐性に加えて1ターンに1度魔法・罠を無効化する効果を持つ制圧モンスター。 ダメージ計算時に自分のライフ分攻撃力を上げる効果も持ち、しかも強化は永続なのでライフポイントを多く維持出来れば戦闘する度に飛躍的に攻撃力が上がっていくため戦闘にも滅法強い。 オマケに自分・相手エンドフェイズに「エグゾード」魔法・罠をデッキからセット出来るため、ターンを跨げば跨ぐほどアドバンテージをゴリゴリ稼げる。 しかし、自分スタンバイフェイズ毎に1000ライフポイントを失うデメリットが存在しているため、長期戦は不向き。 更に融合素材が「封印されし」モンスター5体…つまりエクゾディアパーツ全種となっているため、「真面目に素材を揃えてコイツを融合召喚するぐらいならぶっちゃけ手札に集めて特殊勝利した方が早い」となりかねない。 そのため、このカードには専用の召喚サポートが存在している。 千年の十字 通常魔法 (1):自分の手札・デッキ・フィールド(表側表示)の「封印されし」モンスターカード5枚を選び、お互いに確認する。 その後、EXデッキから「幻の召喚神エクゾディア」1体を特殊召喚する。 「千年」モンスターカード、「ミレニアム」モンスターカード、 元々のレベルが10以上の「エクゾディア」モンスターカードを除く、 表側表示のモンスターカードが自分フィールドに存在する場合、 さらにそれらを全てデッキに戻す。 このターン、自分はモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。 発動後、このカードは墓地へ送らず、デッキに戻る。 「INFINITE FORBIDDEN」で登場した通常魔法。ウジャト眼のついたアンクでモチーフはおそらく千年錠。 なんと手札・デッキ・場のエクゾディアパーツ5種を見せびらかす互いに確認する事でEXから幻の召喚神エクゾディアを特殊召喚すると、「見せただけ融合」とでも言うべき効果を持っている。 ただし、レベル10以上のエクゾディアか千年モンスター、ミレニアムモンスター以外の場の表側モンスターを全てデッキに戻す上に、発動ターンは他のモンスターを場に出せず、発動後のこのカードもデッキに戻す、と非常に重い制約が課される。 オマケにこの効果で出した幻の召喚神エクゾディアは蘇生制限を満たしてないので墓地に送られたら蘇生出来ないなどの欠点もある。 更に発動条件であるエクゾディアパーツの公開に関しても墓地と除外ゾーンは参照出来ないため、発動前にうっかり魔神火炎砲などで墓地に落としたりしない様に注意したい。 魔神火焔砲(エグゾード・ブレイズ) 速攻魔法 (1):元々のカード名に「エクゾディア」を含む 自分フィールドのレベル10以上のモンスター1体は以下の効果を得る。 ●LPを半分払って発動できる。 お互いの魔法&罠ゾーンのカードを全て破壊する。 その後、手札・デッキから「封印されし」モンスター5体を それぞれ攻撃力2000アップの装備魔法カード扱いでこのカードに装備する。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分はこのカード以外のカードの効果を発動できない。 ●このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。 「INFINITE FORBIDDEN」で登場した速攻魔法。シモンの使役したエクゾディアの攻撃名。魔神火炎砲と良く似てるが、あちらが「火炎砲」で「フレイム」に対してこちらは「火焔砲」で「ブレイズ」。幸い永続罠と速攻魔法なので見た目ではすぐ判断がつくが、もしカード名を宣言する際には注意が必要。 元々のカード名にエクゾディアを含むレベル10以上のモンスターに守備貫通を付与しつつ、ライフを半分払う事で互いの魔法・罠ゾーンを全て破壊した上で手札・デッキのエクゾディアパーツを攻撃力2000アップの装備カードとして装備させると言うこれまた豪快な効果となっている。合計10000アップとなるので、下手すればそのまま殴り勝つ事すら視野に入る。腕やら足やらが他のカードを装備して殴る事はあったが、まさか装備カードになる側に回るとは… レベル10以上のエクゾディアであればいいため幻の召喚神エクゾディアだけでなく守護神エクゾディアなども対象内。ただし、墓地からは装備できないため、エクゾディアパーツのリリースを要求する召喚神エクゾディアはなんらかの方法で墓地からパーツを回収する必要がある。 また、発動後は他のカードを使えなくなる制約もあるので注意。 ライフ半減のコストも幻の召喚神エクゾディアの強化やライフロスとも相性が悪い点にも気をつけたい。 怒りの業火 エクゾード・フレイム 通常罠 このカード名はルール上「エグゾード」カードとしても扱う。 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドにレベル10以上の「エクゾディア」モンスターが存在する場合に発動できる。 相手フィールドのカードを全て破壊する。 (2):このターンに墓地へ送られていないこのカードを墓地から除外し、 以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●自分のデッキ・墓地から「封印されし」モンスター1体を手札に加える。 ●自分の墓地・除外状態の「封印されし」モンスターを5体までデッキに戻す。 「INFINITE FORBIDDEN」で登場した通常罠。正真正銘、M Wの「エクゾード・フレイム」。ただしカテゴリー化されたのは「エグゾード」の方なので、ルール上は「エグゾード」カードとして扱う様になっている。ややこしいにも程がある レベル10以上のエクゾディアがいれば相手の場のカードを全て破壊する豪快な除去カード。幻の召喚神エクゾディアの効果でセットすれば相手にプレッシャーをかけられる。 更に墓地に送られてないターンに墓地から除外する事でデッキ・墓地からエクゾディアパーツ1枚を手札に加えるか、墓地・除外ゾーンからエクゾディアパーツを5枚までデッキに戻すか選べる。主に足りないパーツをデッキからサーチしたり、除外されてしまったパーツの回収、千年の十字や魔神火焔砲の発動条件を満たす、と言った使い方になる。 以下はエクゾディアと直接の関係はないが、千年の十字と関連が深いカード達。主にエクゾディアパーツが揃うまでの時間稼ぎや幻の召喚神エクゾディアの露払いが主な役割。だったんだけどなぁ… 石版(ウェジュ)の神殿 フィールド魔法 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分メインフェイズに発動できる。 手札からモンスター1体を永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。 その後、「千年」モンスターか「ミレニアム」モンスター1体を デッキから永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。 (2):自分フィールドの表側表示の、「千年」モンスターか「ミレニアム」モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、 墓地へは送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。 「INFINITE FORBIDDEN」で登場したフィールド魔法。記憶編で登場した罪人から抽出した魔物(カー)を封じた石版を安置する神殿がモチーフ。 手札のモンスターを永続魔法扱いで魔法・罠ゾーンに置く事でデッキから千年モンスターかミレニアムモンスターを永続魔法扱いで置ける。千年モンスターもミレニアムモンスターも自身の効果で魔法・罠ゾーンからモンスターゾーンに特殊召喚する効果を持つため、実質的手札1枚をコストにしたリクルートになる。手札から置いたのが千年モンスターかミレニアムモンスターならコストを踏み倒すどころか展開手段にもなる。 また、千年モンスターかミレニアムモンスターか破壊される場合に墓地に送らずに永続魔法扱いで魔法・罠ゾーンに置けるため、使い回しが容易になる。ただし、永続魔法のまま破壊された場合はそのまま墓地に送られるため注意が必要。 千年の眠りから覚めし原人 効果モンスター 星8/地属性/獣戦士族/攻2750/守2500 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札に存在する場合に発動できる。 このカードを永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。 (2):このカードが永続魔法カード扱いの場合、 2000LPを払うか手札の「千年の十字」1枚を相手に見せて発動できる。 このカードを特殊召喚する。 その後、デッキから「千年」モンスターか「ミレニアム」モンスター1体を手札に加える事ができる。 (3):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、モンスターの効果では破壊されない。 「INFINITE FORBIDDEN」で登場したまさかの千年原人のリメイク。「千年アイテムを持つ原始人」と言うフレーバーテキスト繋がりだろうか。 手札から永続魔法扱いで魔法・罠ゾーンに置く効果と、2000ライフ払うか手札から千年の十字を公開する事で魔法・罠ゾーンから特殊召喚しつつ「千年」モンスターか「ミレニアム」モンスターをサーチする効果、モンスター効果では破壊されない効果を持つ。 高めの打点と効果破壊耐性に加えて後続のサーチも可能、しかもよく見ると同名カードのサーチも可能と言うハイスペックなカード。 千年の宝を守りしゴーレム 効果モンスター 星6/地属性/岩石族/攻2000/守2200 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札に存在する場合に発動できる。 このカードを永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。 (2):このカードが永続魔法カード扱いの場合、 2000LPを払うか手札の「千年の十字」1枚を相手に見せて発動できる。 このカードを特殊召喚する。 その後、デッキから「石版の神殿」1枚を手札に加える事ができる。 (3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 自分の「千年の十字」の発動は無効化されない。 「INFINITE FORBIDDEN」で登場したまさかの千年ゴーレムのリメイク。単に「千年」と言う繋がりからか。 永続魔法化と魔法・罠ゾーンからの特殊召喚は原人と同じだが、こちらはサーチ先が石版の神殿限定となっており、耐性はない代わりに千年の十字の発動が無効化されなくなる永続効果を持つ。 幻の召喚神エクゾディアの降臨を安定させられるため非常に便利。攻守は物足りないものの、他はレベル6・地属性・岩石族と使いやすいステータスをしている。 千年王朝の盾 効果モンスター 星5/地属性/戦士族/攻 0/守3000 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札に存在する場合に発動できる。 このカードを永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。 (2):このカードが永続魔法カード扱いの場合、 2000LPを払うか手札の「千年の十字」1枚を相手に見せて発動できる。 このカードを特殊召喚する。 その後、デッキから「千年の十字」1枚を手札に加える事ができる。 (3):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、魔法・罠カードの効果では破壊されない。 「INFINITE FORBIDDEN」で登場したまさかの千年の盾のリメイク。古いフレーバーテキストでは「千年アイテム」とされていたからか。 永続魔法化と魔法・罠ゾーンからの特殊召喚は前2体と同じで、サーチ対象は千年の十字であり、シールドクラッシュとかで破壊されていた反省か魔法・罠カードに対する破壊耐性を持っている。 原人→ゴーレム→神殿→このカード→十字、と繋げる事で場に3体のモンスターを並べつつ幻の召喚神エクゾディアの降臨に繋げられる…のだが、元から千年の十字を確保していないと6000もライフを失う事になり、初期ライフスタートだと幻の召喚神エクゾディアの攻撃力も2000ちょっとしか出せず、ライフロスデメリットですぐ敗北しかねないのが難点。 …むしろ、上記2体含め「ライフコストこそかかるが、召喚権を使わずにモンスターを展開できる」と言う点が注目を集めており、原人でレベル8モンスターを供給し続けたり、千年モンスター3体並べてデモンスミスやベアトリーチェなどを絡めて宇宙展開したりなど、本来のサポート先を放り出した汎用性の高い出張パーツと言う形で注目を集めている。 ミレニアムーン・メイデン 効果モンスター 星4/光属性/幻想魔族/攻1500/守1300 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札に存在する場合に発動できる。 このカードを永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。 (2):このカードが永続魔法カード扱いの状態で、相手の効果が発動した場合に発動できる。 このカードを特殊召喚し、このターン中、 自分フィールドのレベル5以上の幻想魔族・魔法使い族モンスターを相手は効果の対象にできない。 (3):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体はその戦闘では破壊されない。 「INFINITE FORBIDDEN」で登場したまさかの月明かりの乙女の幻想魔族化リメイク。DM2以降で幻想魔族だったからだろうか。 永続魔法化は千年モンスター達と同じだが、こちらは相手が効果を発動した時に魔法・罠ゾーンから特殊召喚しつつ、レベル5以上の幻想魔族・魔法使い族に対象耐性を与え、自身が戦闘する際に互いに戦闘破壊されない永続効果を持つ。 能動的に特殊召喚出来ない代わりに幻の召喚神エクゾディアに対象耐性を付与出来るので、あちらの耐性の穴をある程度カバー出来る。 戦闘破壊耐性もあるので便利な壁役となる。石版の神殿があれば効果破壊されても永続魔法化して使い回しが出来る。 ただし、こちらから攻撃する場合も戦闘破壊出来ないので直接攻撃出来る時以外は攻撃しないのが吉。 ミレニアム・アブソリューター 効果モンスター 星4/風属性/幻想魔族/攻1300/守1400 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札に存在する場合に発動できる。 このカードを永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。 (2):このカードが永続魔法カード扱いの状態で、相手の効果が発動した場合に発動できる。 このカードを特殊召喚する。 その後、フィールドのモンスター1体の攻撃力の半分だけ自分のLPを回復できる。 (3):このカードがモンスターと戦闘を行う場合、その2体はその戦闘では破壊されない。 「INFINITE FORBIDDEN」で登場したまさかのアブソリューターの幻想魔族化リメイク。こちらもGB版で幻想魔族だったからだろうか。 弱点含めてメイデンとほぼ同じだが、こちらは対象耐性ではなく場のモンスターの攻撃力の半分のライフ回復。 ライフ管理が重要な幻の召喚神エクゾディアにとって非常にありがたい効果であり、ターン経過でムキムキになった幻の召喚神エクゾディアを選べば大幅なライフ回復が可能。その後攻撃すれば更に大幅な攻撃力アップが見込める。 【相性の良いカード】 ●成金ゴブリン 1ドローして相手のライフを1000ポイント回復させる通常魔法。 特殊勝利デッキの定番。手札の総枚数こそ増えないが、確実にデッキを一枚圧縮できる。 【エクゾディア】デッキは相手のライフを削る気はない&削り切らなくても勝利できるため、相手にライフ回復されても問題は無い。 後述の【活路エクゾ】の場合はこのライフを回復させる効果も有効に使える。 ●強欲で謙虚な壺 デッキから3枚めくり、その中から1枚を加えられるが、いくつかのデメリットがある通常魔法。 1ターンの発動枚数の制限や特殊召喚不可のデメリットがあるものの、3積みを見込める数少ない汎用ドローソース。 手札に加えるカードは3枚から選べるので、欲しいカードを手札に加えやすい。 めくった3枚は相手にも見せる必要があるため、デッキがバレやすい点には注意。 また厳密にはドローするカードでは無いので《ライオウ》がいると発動できなくなる。 昔は高価なカードだったが、現在は再録されているので安価で入手可能。 ●高等儀式術 デッキの通常モンスターを素材に儀式召喚できる儀式魔法。 パーツは本体以外全てレベル1の通常モンスターなので一気に墓地に落とせる。 このままだと意味はあまり無いが…。 ●補充要員 《高等儀式術》と組み合わせると途端に危険になる通常罠。効果モンスター以外の攻撃力1500以下のモンスターを3体回収する。 発動に墓地にモンスターが5体いる必要があるが、《高等儀式術》発動後に条件はまず満たしていると言って良い。 ●闇の量産工場 ↑と同じく、墓地から通常モンスターを回収する通常魔法。こちらは2枚。 状況によっては必要枚数は増えるがさして変わらない。 ●ダーク・バースト 墓地から攻撃力1500以下の闇属性モンスターを回収する通常魔法。1枚しか回収できないが、上記2枚が対応しないエクゾ本体を引っ張ってこれる。 ●凡骨の意地 ドローフェイズに引いたカードが通常モンスターなら、ドローを加速させる事ができる永続魔法。 本体とそのサーチ手段以外を全て通常モンスターにすれば凄まじいドローができる。 ●漆黒のトバリ ドローフェイズにドローした闇属性モンスターを墓地に送ってさらにドローできる永続魔法。 ↑と同じく何度も効果を発動出来るのが強みであり、デッキを高速圧縮して墓地を一気に肥やせる。 ●ワンチャン!? 自分の場にレベル1モンスターがいる時にデッキからレベル1モンスターをサーチできる通常魔法。 そのカードを召喚(Not通常召喚)できないとエンドに2000ダメージを受けるデメリットがある。 レベル3の本体以外全部サーチできるうえ、ダメージも《一時休戦》で踏み倒したり《活路への希望》のドローに繋げたりできる。 場に出すレベル1モンスターもドローソースである《ミスティック・パイパー》や《サイバー・ヴァリー》など相性の良いカードは豊富で困らない。 最悪2000のライフコストと考えても悪い取引ではない。 【エクゾディアビート】なら普通にパーツを出せばいいし。 ●トレジャー・パンダー 自分の墓地から魔法・罠を3枚まで裏側除外して、枚数分のレベルを持つ通常モンスターをリクルートするモンスター。 効果に回数制限がないため本体以外のパーツを呼び出し、《闇の量産工場》などで手札に戻すという集め方が出来る。 【エクゾディア】なら自然と上記の様な魔法・罠が多めに入るのでコストを確保するのは容易く、先攻1ターンキルも可能。 ただし《トレジャー・パンダー》自身に効果無効が直撃した場合はその時点で致命傷となりかねないため、《死者蘇生》などリカバリー手段も用意しておきたい。 ●運命のドロー デッキからカード名が異なるカード3枚を選んで相手に見せてからその3枚をシャッフルしてデッキの上に戻し、自分は1枚ドローする通常魔法。 発動条件としてライフが相手より少なく、フィールドの攻撃力の1番高いモンスターが相手フィールドにいる場合という状況を要求する。 また発動後は魔法・罠をセット出来ず、ターン中は魔法・罠・モンスター効果を1つしか発動出来なくなるデメリットもある。 パーツを3枚選べば素早く揃えられる。 デメリットも発動前にセットすれば問題なく、1枚で2枚以上ドロー出来るカードを使えば発動制限もほぼ無視出来る。 発動条件もあまりモンスターを並べない【エクゾディア】なら非常に満たしやすい。 【関連カード】 ●エクゾディア・ネクロス 《エクゾディアとの契約》により特殊召喚されるモンスター。 「墓地にエクゾディアパーツが揃っている」という珍しい召喚条件のあるカード。しかもパーツが一枚でも墓地を離れると自爆する。 召喚条件が厳しい上に除去されやすく、事実上上記の《召喚神エクゾディア》の下位互換なので実戦では使われない。 後に登場したこいつらのせいで、以前以上にネタカードになってしまった。 ●究極封印神エクゾディオス アニメとOCGで効果が違う。 アニメでは《究極封印開放儀式術》でエコー(人間)をリアル生け贄に捧げてアモンが召喚した。 攻撃名は「天上の雷火-エクゾード・ブラスト」。 OCG版は「簡単に出せるレベル10で攻撃力は墓地の通常モンスターの数×1000」「攻撃時にデッキから好きなモンスター1体を墓地へ送れる」という感じ。 「便利だけど墓地に送るのエクゾディアじゃなくてもよくね?」なので「エクゾディアパーツを墓地に揃えての特殊勝利」が注目されることはまずない。 本家【エクゾディア】でもまず採用されない。 ちなみにエクゾディア関連が多数再録されている「MILLENNIUM BOX GOLD EDITION」では未収録というハブられ方をされてしまった。 登場作品が原作やデュエルモンスターズではなくGXであったから仕方ない。 ●守護神エクゾード 守備力4000のすごいヤツ。 しかし名前と見た目だけで、エクゾディアとしての関係は無い。 ●守護神エクゾディア カズキングが新たにデザインしたエクゾディア。 2体または5体リリースで召喚可能で、リリース元の元々の攻守の合計分ステータスが上がる。 5体リリースで出した状態で相手が出した闇属性・悪魔族モンスターを戦闘破壊したらデュエルに勝利する特殊勝利モンスターである。 闇属性・悪魔族モンスターを押し付ける方法が使えないので、特殊勝利するのはかなり不安定。 ●真エクゾディア カズキングが新たなデザインしたエクゾディアその2。 手札ではなく場にこいつと手足のみを揃えるとまさかの相手が勝つモンスター。 場が空の時に手足を並べてこいつを送りつけてようやく勝てるので守護神以上に不安定。 手札や墓地を経由して手足を揃える場合、通常のエクゾ本体を手札に揃えた方が早い。 それでも使う場合、 《トレジャー・パンダー》で場に手足を揃える →《トレジャー・パンダー》から《副話術士クララ&ルーシカ》をリンク召喚 →クララ ルーシカを《ワンダー・ワンド》などのコストにして退かす と言った工夫が必要となる。 【主な派生デッキ】 【図書館エクゾ】 手札交換の魔法カードを続々と使用して《王立魔法図書館》に魔力カウンターを乗せ、大量ドローを狙うデッキ。 エクゾディアパーツも魔法使い族なので相性も悪くない。 【エクゾ】デッキの中でも【チェーンエクゾ】と並んで相手の出方に無関心なデッキのため、「壁とデュエルしてろ」と言われるとか言われないとか。 【未来オーバーエクゾ】 【未来オーバー】のコンボでデッキを圧縮して、エクゾディアパーツを揃える力技なデッキ。 《未来融合-フューチャー・フュージョン》が禁止カードだったのでこのデッキは一時期組めなかったが、未来融合のエラッタによる復帰で一応復活した。 ……融合を主目的にしているわけではないので若干やり難くなっているが。 《クインテット・マジシャン》の登場により、パーツを全てまとめて墓地に叩き込むことも可能となった。 【調理師エクゾ】 《悪魔の調理師》を相手の場にコントロール転移し、リクルーターの自爆特攻で大量ドローとデッキ圧縮を行いエクゾディアパーツを揃えるデッキ。 【便乗ターボ】 相手にドローさせるカードを《便乗》とのコンボで利用し、高速で手札を増強するデッキ。 相手にもドローさせる都合上他のデッキよりも速攻でエクゾディアパーツを集めることが求められる。 【凡骨エクゾディア】 大量の通常モンスターと《凡骨の意地》で大量ドローするデッキ。 他にも通常モンスターや特定のレベル・種族を発動条件とするドローソースは多いのでそれらを組み合わせるか、 あくまで《凡骨の意地》に特化してデッキをほぼ通常モンスターにするという2つのタイプがある。 【チェーンエクゾ】 《強欲な瓶》や《八汰烏の骸》でチェーンを組みながら、《積み上げる幸福》でのドローを狙う。 【活路エクゾ】 「甲虫装機」全盛期、2012年の世界大会本選に出場してギャラリーを沸かせた【チェーンエクゾ】の派生デッキ。 上記のカード達だけでなく、相手のライフを大幅に回復させる《ギフトカード》や自分のライフを削るカードなども積み込んでいるのが特徴。 相手のライフを回復しつつ自分のライフを消費する異色のデッキで、そうして大量のライフ差をつくってその分だけドローできる《活路への希望》で大量ドローを狙う。 《神の宣告》が無効化効果そのものより、支払うライフコストの方を警戒しなくてはならないという曲者っぷり。 そのため上記の世界大会の一回戦では 対戦相手のLPが17000まで増加 ターンエンド時の手札調整(*4)によって6枚ものカードを墓地に送る エクゾディアパーツが揃った時点で残りのデッキ枚数が5枚以下 等々異様な展開が繰り広げられた。 四回戦ではこのデッキの対戦相手(【スキドレバルバ】の有村選手)が高度なデュエルタクティクスを見せた。 なんと自分の発動した《マクロコスモス》に自らチェーンして《神の警告》を打ち込み、自分のライフを削って相手側とのライフ差を減らしたのだ。 これは《マクロコスモス》に「《原始太陽ヘリオス》を特殊召喚する」という隠された効果があったため。 すなわち「『モンスターを召喚・特殊召喚する効果』を含んだカードの発動」である=《神の警告》で止められる(*5)ため可能な戦術。 この上級者ならではのプレイングに会場からはどよめきの声が漏れ、大会を大きく盛り上げたのは言うまでもない。 余談だがこのデッキを使ったJarel Winston選手、「夢にエクゾディアが出た」という理由でこのデッキを持ち込んだとか。 【ヌメロンエクゾ】 ドン・サウザンドの「ヌメロン」シリーズのOCG化に合わせて誕生したデッキ。 《ヌメロン・ダイレクト》でNo.1~4を並べてから《希望の記憶》で4ドロー No.1~4を素材に出した《鎖龍蛇-スカルデット》などで手札を入れ替える などでデッキを高速で回してエクゾディアパーツを揃える。 他のタイプより必要なギミックに消費する枠が少なく、デッキスロットが大幅に空くのが特徴。 他の【エクゾディア】のギミックを搭載したり、はたまたサイドチェンジで戦術をガラッと入れ替えたりと言う動きも可能。 【ハンドレスエクゾ】 手札にパーツ揃えるエクゾディアと手札を0にするハンドレス戦法がまさかの共存。一聞しただけでは「なぁにこれ?」となる事間違いなしなデッキ。 その実態は《ハンドレス・フェイク》と《サイバーデーモン》を投入。 毎ターン《サイバーデーモン》の効果でドローしてエクゾディアパーツを揃えるというもの。 【エクゾディア】最大の弱点である手札破壊を《ハンドレス・フェイク》の効果で手札を全て除外しておくことで防いでしまおうという訳である。 ちなみに元々はトリシュ全盛期の時に満足民達が考案した低予算デッキだとか……なにやってんだアンタら。 【暗黒界エクゾ】 デッキの拡張性の広さで有名な「暗黒界」と混ぜるのもあり。 「捨てる」をトリガーとしてブラウやスノウでデッキ圧縮し、グラファが敵のカードを破壊しつつエクゾディアパーツが揃うまでの壁となってくれる。 また《暗黒界の門》の効果コストが「暗黒界」モンスターではなく悪魔族指定なのもポイント。 防御用の《クリフォトン》や《バトルフェーダー》がダブった場合もデッキを回せる。 ただし普段の「暗黒界」で使う一部のドローソースと相性が悪いのでそれらが投入できないのは少し弱点でもある。 【シンクロエクゾ】 【試着エクゾ】とも。【ローレベル】の亜種で、エクゾディアパーツが積極的に召喚される稀有なデッキである。 とどのつまり《魔の試着部屋》《人海戦術》《トライワイトゾーン》などのカードを駆使してパーツを展開。 それらを《馬の骨の対価》や《凡骨の施し》といったバニラ及びローレベル用のドローソースのコストにしてデッキを掘り進める。 これらでデッキを高速回転 高速展開する過程でエクゾ本体もデッキから引き出しつつ余ったパーツをシンクロ素材にする。 そして隙あらば回収してこっそり特殊勝利もできたらいいな、というわりかし合理的かつ狡猾な戦術を取るデッキ。 フリチェ回収要員シンクロの《霞の谷の雷神鬼》やその素材なる《霞の谷のファルコン》など場に出していてもパーツを手札にそろえることは可能。 サポートのシナジーでフェザーマンやバーストレディなどの「HERO」も取り入れることができたり、レベルが合いやすいのでエクシーズもできたりする。 意外とカスタマイズに幅があるデッキタイプ。 あくまで特殊勝利に特化する場合は《TG ハイパー・ライブラリアン》も活用できる。 《チューナー・サポーター》+《地獄の暴走召喚》or《機械複製術》+《シンクロキャンセル》等でドローしまくるという手段もある。 この場合においても膨大な手札アドバンテージのおかげで普通にビートダウンで勝てることもある。 さりげにカオス系統も入りやすい上、ローレベルであることから《シューティング・クェーサー・ドラゴン》も出せたりする。 各々の改造でいくらでも戦術の軸を変えられるので侮れない。 ネタデッカーの間では多少の認知度はあるものの、知らん人は発想すら片隅にないデッキである。 そのためクェーサーを場にだしながらも結局手札にエグゾを揃えてしまうような変態じみた動きに「何だ、こいつ…」と思われてしまうことも。 「レベル1の封印されし者の左足・左腕・右足・右腕に、レベル1のウォーター・スピリットをチューニング!」 ……キモエディアが出来上がりそうだ。 【エクゾディアビート】 上記の【シンクロエクゾ】の亜種。ついにパーツ単体でも殴るデッキへと進化した。 《下克上の首飾り》や《窮鼠の進撃》、その他通常モンスター ローレベルサポートカードを駆使し、エクゾディアパーツで殴って勝利するデッキである。 一見ただのネタデッキ。しかしパーツは各種ステータスなどだけを見れば、かなり優秀な部類のモンスターである(*6)。 魔法使い族なので《マジシャンズ・クロス》で攻撃力を3000にできたり、レベル1なので《ジャンク・シンクロン》で釣り上げたりできる。 そのまま《アームズ・エイド》を出して他のパーツに装備出来たりも割と実用的。 腕はともかく足に腕が付くのは若干シュール あくまでもパーツで殴る点を重視しただけであり、ほとんどの場合上記の【シンクロエクゾ】のギミックは生きてる。 そのため「変な攻撃力の足や腕を回避したら、クェーサーやシューティング・スターが出てきた」という事態も当然ありうる。 無論特殊勝利を狙うのも一応ありだが、大抵の場合【シンクロエクゾ】以上にビートダウンに特化させているのが基本。 そのせいで使用者が「バニラのエクゾディアパーツで殴るデッキなんだから、レベル3効果モンスターの 顔 面 は 邪 魔」とか言い出したりする。 その結果、顔面もとい《封印されしエクゾディア》だけを抜く本末転倒な場合もある。 なお上述した《召喚神エクゾディア》が登場したため、区別化のために【(エクゾディア)パーツビート】と表記する例もある。 【月光エクゾ】 融合デッキの皮を被ったエクシーズデッキと名高い【月光RR】の《月光彩雛》と《月光黄鼬》、《月光虎》の3枚によるランク4基盤を初動として使用するデッキである。 あらかじめ、フィールドから墓地に送られるとドラゴン族・戦士族・魔法使い族いずれかの通常モンスターを名称ターン1制限無しでサーチ可能な《青竜の召喚士》を墓地に送っておき、これまた名称ターン1制限無しで魔法使い族モンスターを蘇生可能な《神聖魔皇后セレーネ》で使い回すことでパーツを集める。 《青竜の召喚士》によるサーチが効かない顔面はどうするのかと言うと、《ライトロード・ドミニオン キュリオス》や《ユニオン・キャリアー》などを使い、デッキから別のゾーンを経由して手札に持ってくる方法がよく使われる。 【エクゾチェンジ】 「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 相手のループコンボを眺めていると思ったら自分の手札にエクゾディアが5枚揃っていた……まるで意味がわからんぞ!」 要するに《エクスチェンジ》を使い回し、相手の手札にエクゾディアを完成させるデッキ。 最近はデッキのカードを直接渡せる《プレゼント交換》が登場したのでこれを使う手もある。(少々遅いが) 総括するとエクゾディアの効果で自ら敗北するデッキである。おそらく遊戯王史上最大のネタデッキ。 何せ勝つためでも負けるためでもない、勝たせるための構築というカードゲーム界屈指の迷デッキなのだ。 相手も1枚目はとりあえず完成阻止にと絶対取るだろうが、2枚目以降は腐るだけなのでたぶん取らないのでそんなこと理論上「不可能」。 ……かと思われたが、「自分の手札がエクゾディアパーツと《エクスチェンジ》しかない状況を4回作る」荒業によりこれを理論上「可能」にした。 まるで意味がわからんぞ! これをされて勝った方は精神的大ダメージを負って後のプレイングに影響が出る。絶対出る。 遊戯王の大会で「こいつ……できる!」と思わせる方法の一つ 【原作での活躍】 ◆原作&遊戯王デュエルモンスターズ vs海馬 元々は双六のカード。 王様の回想内の双六曰わく、「未だかつて誰も手札に揃えたことは無かった」らしい。 海馬との闘いで追いつめられた遊戯。 逆転できるカードがないかと手札を確認するがそこには腕や足だけしか描かれていないカードばかり。 使い方もどのようなカードかまったくわからない遊戯は 「意☆味☆不☆明なカード」 「コレデドウヤッテタタカエバイインダ」 と猛烈な棒読みで発言。 ちなみにこれは超圧縮されたことで有名なアニメ遊戯王DMの 第1話 での発言である。 この棒読みは表遊戯の「なぁにこれぇ」と共に某動画サイトで遊戯のMADの格好の素材となっている。 その後遊戯は脳内にあらわれた双六の幻によって、意味不明なカード達が「いままで誰も召喚したことがないエクゾディア」であることを思い出す。 そして土壇場で《封印されしエクゾディア》を引いて逆転勝利した。 2015年にはこのシーンを元にした《ピースの輪》というカードがOCG化された。発動条件から原作再現しているのでロマン好きな人はぜひ。 余談だが、アニメの遊戯はエクゾディアをフィールド上に置くときに 【左】【左】【本】【右】【右】 【足】【腕】【体】【腕】【足】 このように右腕と左腕、右足と左足のそれぞれの位置を反対にするという意☆味☆不☆明な置き方をしていた。 実際にカードのイラストを見てもらえば、如何に不自然な光景になるかはお分かりだろう。 恐らくエクゾディアの体の向き(相手側)に合わせたかったからだろうが、かなり無理があるような…… ちなみに原作ではテーブルデュエルだったので五芒星のような配置に置いていた(テーブルの狭さと角度の問題からかつぶれた形状ではあったが)。 その後エクゾディアパーツ一式(及びデッキ)は無事助け出した双六から譲り受けたが、王国に向かう途中に蟲野郎によって海に捨てられてしまう。 城之内が頑張って二枚回収したもの、残り三枚は海の藻屑と化したためこれ以後遊戯がエクゾディアを使うことは無かった。 主人公の切り札を使用不可にするというのは当時としては大胆な展開。 ただ後述の通りこのカードが有ると全ての戦いがエクゾディアありきになってしまうため致し方ないだろう。 なお藻屑となったと言ったが、実は外伝作品にて梶木漁太が残りを回収し遊戯に返却している。 バトルシティ編 バトルシティでは明らかに噛ませなキャラのグールズのレアハンターが偽造エクゾディアパーツを使用。 デッキに各パーツが3枚積みの極悪仕様だったが、噛ませらしく王様に敗れた。 ちなみに原作での体たらくはともかく、DM5・6では強力になっている。 DM5・6では《クリッター》や《黒き森のウィッチ》を多用した高速サーチに加え、《悪夢の鉄檻》や《光の護封剣》でロックしてくるデッキを使う。 積んでいるパーツはさすがに1枚ずつだが下手すりゃ闇マリク以上の強敵で、このレアハンターが最強の敵になってたりする。 ちなみにこのレアハンター(原作版)。 彼はドローソースに《天使の施し》用いているが、彼のデッキにはエクゾディアに蘇生への制限があるのもあってか墓地を使うカードが見当たらない。 はっきり言うとアドの面では《強欲な壺》でも良いはずである。 もちろん手札入れ替え効率は3枚ドローできる《天使の施し》の方がいいので一長一短だが。 ちなみに、エクゾディアパーツをそれぞれ3枚積み…と聞くと一見強そうに見えるが、現実のデッキでは非効率である。 真面目に考えてみよう。エクゾディアパーツを3枚ずつ投入すると、それだけでデッキの37.5%を占めてしまう。 複数枚投入することで、ハンデスやデッキ破壊に強くなるといったメリットはあるが、同じパーツが複数枚手札に来て手札事故の要因となり得るのは無視できない。 更にそれ以外の戦術も、 壁モンスターや攻撃妨害カードで時間稼ぎ その隙に《天使の施し》で手札入れ替え の2つだけとド素人並み。というかド素人以下。 なにせ当時のカードプールでは、 攻撃力1500以下or守備力1500以下をサーチできる《クリッター》《黒き森のウィッチ》 墓地の魔法を回収できる《聖なる魔術師》 攻撃力1500以下のバニラを回収できる《補充要員》 上記のカードが存在していおり、より効率的にエクゾディアパーツを揃える手段がある。 これらのサーチ・サルベージ(こちらは原作では蘇生制限によって不可能のようだが)系を一切入れてない時点で彼の実力の低さがうかがえる。 アニメ版では一応《クリッター》を使用していたが。 使ってた壁モンスターもOCGでは効果はあるものの、耐性は持っておらず、簡単に除去されてしまう。 《光の護封剣》も簡単に除去されるので一枚だけでは強固なロックとはいえない。 パーツに関しても現実の上述した【エクゾディア】と比べて揃えるのが非常に遅いため、ハンデスも含めて様々な手段でパーツも処理されかねない。(*7) また城之内戦では《三つ首のギドー》や《デスハンド》など、明らかに壁と呼ぶには力不足なモンスターを使用していた。 ちなみにギドーの守備力は1400。…明らかに力不足。 挙げ句の果てに何に使うのすら不明な王様も使った《幻獣王ガゼル》《バフォメット》もデッキに確認できる。 逆に当時なら…と思うかもしれないが、ぶっちゃけ当時でもこの戦術だと難しい。 まあそもそもパーツを各3枚入れられた時期がかなり短いため比較も難しいのだが。 アニメオリジナルエピソード 乃亜編における最終戦、「海馬瀬人vs海馬剛三郎」戦にも登場。 上記の通り「海馬の屈辱のカード」として剛三郎が使用。 《苦渋の選択》を使い一気にエクゾディアパーツ4枚を墓地に送り手札に加えたパーツも墓地に送るという行動に出る。 その後《エクゾディアとの契約》を使い《エクゾディア・ネクロス》を特殊召喚し海馬を苦しめた。 …が、剛三郎は《エクゾディア・ネクロス》の性能を過信してサポートを一切行わず、海馬に「破壊されないだけでダメージは通る」という隙を突かれてライフを削られはじめる。 最終的に《魂粉砕》で墓地のパーツを除外されたことで特殊効果も失いあっさり敗北した。 余談ながらこれは「エクゾディアに敗北して魂を砕かれた海馬が、魂を砕くことによってエクゾディアを打倒する」という構図になっている。 遊戯戦と真逆なのは何やら感慨深いものがある。 …うん、人によっては《エクゾディア・ネクロス》よりも《苦渋の選択》のほうが印象に残るデュエルであったであろう。 パーツを使うのでなくそれを墓地に送るという絵面は海馬じゃなくても驚愕のシーンである。 ドーマ編のドーマもこのカードを所有している。 王の記憶編 原作 DM最後の登場は記憶編。 双六の前世?であるシモンの精霊として登場。通称「王宮の魔神」 じーちゃんとは王様にとってのブラマジのように前世から縁があったようだ。 死霊軍を一掃しゾーク・ネクロファデスに戦いを挑んだが一撃で倒されてしまった。ゾーク曰く「この程度の炎で地獄は照らせぬわ」らしい。 DMにおいてはエクゾディア自身はゾークと互角の戦いを繰り広げた。 しかしシモンがエクゾディアを使役する消耗に耐えられず、押しきれないところを突かれて敗北する形となった。 というかエクゾディアが精霊のシモンは一体どれだけ心が強いのだろうか? ◆遊戯王デュエルモンスターズGX ユベルに乗り移られたマルタンがアモンとのデュエルで使用している。 その後はアモンの手に渡りアモンが使用する。 余談だがアニメGX150話の最後のシーン。 アモンは墓地のエクゾディアパーツ3枚を《補充要員》で一気に回収+次のドローでエクゾディアを揃えようとするというシーンがあるが…。 実はその時墓地にはパーツ3枚+《霧の王》しかいなかったため「 《補充要員》がそもそも発動出来ない 」という脚本ミスがある。 結果的には発動前に勝負がついたので問題にはならなかったが。 まぁ色んな決闘者が多用する「発動していた!」と比べると、理不尽さはそれ程感じないので許してやろう。 これ以降のエクゾディアとその関連カードのアニメ・漫画での登場は現状ない。(『ZEXALⅡ』のカードイラストには登場した) 【ダンジョンダイスモンスターズ】 パーツ4体をディメンジョンして、それら全てが生き残っている状態で本体をディメンジョンすると勝利する効果で登場。 パーツはLv3、本体はLv4なのでやはり大変。 ディメンジョン目的で無くともクレストがいいので、そっち目的で入れてもいいかもしれない。 揃うと業火殲滅のムービーが入り、敵モンスターを全滅させた後にDMを撃破する。 ちなみに攻撃はパーツはパンチやキック、本体は衝撃波で攻撃。 【遊戯王デュエルリンクス】 表遊戯が最初に覚えるスキル「じいちゃんのカード」でデッキ内にパーツ一式が投入される他、双六のスキルで墓地やデッキ内に出現するが、単独での入手は出来ない。 にもかかわらず召喚神だけはなぜかトレーダーで手に入るが、上記の理由で実質表遊戯&双六専用のカードと化している。なぜ? また双六のレベルアップスキル「封印されし力」で墓地に用意できるが、ライフが1000減るごとに本体・両腕・両脚をそれぞれ出現させるものであるため、全部揃えるのはかなり手間。(*8) しかも、双六には召喚神の召喚台詞とカットインが用意されているのだが、墓地のパーツをいったん場に呼ばないとダメなので非常に扱いづらいスキルと化している。 せめて孫と同じくデッキ内に用意してほしかった。恐らくネクロス用のスキルなのだろうが……。 さすがにこれは扱いが難しすぎると考えられたか、2023年の復刻ゲットイベントでは新たに「封印されし古の魔神」が実装。 こちらは自分のドローフェイズ開始時、デッキボトムに両脚→両腕→本体の順でエクゾディアが追加されるというものであり、「青竜の召喚士」や「黒き森のウィッチ」を用いることで特殊勝利も結構現実的なラインに入る。ただし「封印されし力」と異なり自分のターンを3回迎える必要があるため、特化構築が必要な代わりに1ターンで全ての効果を使えるあちらとは相互互換になっている。 とはいえ安定性は「封印されし古の魔神」の方が上なので、爆発力に賭けてワンキルを狙うか、召喚神やネクロスを狙って堅実に行くかはプレイヤー次第である。 【漫画・アニメでの扱い】 エクゾディアは「パーツを揃えれば勝利」という特殊勝利の中でもかなり扱いやすく、通常のデュエル以上に「ドローで何とかなる」カードである。 そのためデュエル展開を盛り上げたりする都合上どうしてもドローに補正がかかるアニメ・漫画のデュエルでは(構成的に)非常に使い難い存在でもある。 要は上記の「コンボ決めるよりパーツ5枚をそろえる方が早い」をそのまま当てはめることができるのだ。 同時にこのパーツが揃えられなくなった場合、手札の全パーツがディスアドバンテージになるのは上記のアニメの通りである。 和希が一回のデュエルでHA☆GAにエクゾディアを捨てさせたのは英断だったと言えよう。 というか、そもそも主人公サイドが使うべきカードではないともいえる。 ちなみに「遊☆戯☆王の日」に原作・アニメキャラを模したデッキを使うコンセプトデュエルにおいてもエクゾディアは使用可能。 その場合「劇中で回収できなかったエクゾディアパーツが使用できない」という原作再現を兼ねた規制が敷かれている。 Q.ゲーム開始時にお互いの手札にエクゾディアパーツが揃っていた場合どうなりますか? A.引き分けになります 【立体化】 近年、ブラックマジシャンガールを筆頭に看板モンスターのフィギュア化やプラモデル化が進んでいる中、2023年8月に召喚神エクゾディアとしてFigure-rise Standardシリーズにてプラモが発売された。 全長210mmというプラモデルとしてはかなり大柄な迫力あるスケール、その大きさが可能にした緻密なパーツ分割によって未塗装でも劇中のイメージがほぼそのまま再現されている。 追記・修正は初手でエクゾディアを揃えてからお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-02-06 20 01 22) ハンドレスエクゾっていうネタ臭いけど理にかなってる戦法 -- 名無しさん (2017-09-18 22 22 14) クララ&ルーシカは結構待望のカードだったりする -- 名無しさん (2018-02-08 23 39 39) デッキに5枚のエンタメパーツ出張で入れたら初手で全部引いて「これ初手エグゾと確率的には一緒だよな」ってなった思い出 -- 名無しさん (2018-02-10 23 26 36) 大会がムシキング一色だったあの時代の活路エクゾ使いはまさに最高のエンタメデュエリストだった -- 名無しさん (2018-03-15 12 17 56) 初手レスキャと青龍の召喚士の二枚から全パーツ揃えられたりする、なお誘発 -- 名無しさん (2018-08-31 19 16 04) 遊戯王の項目にはホントどこにでも満足民が姿を現すなw -- 名無しさん (2018-12-07 03 45 33) レアハンターのパーツ3積みっていうほど当時でも強いかな?同じパーツが手札に2枚きても困るだけだし事故の原因にしかならないような気がするんだけど。当時は除外されてパーツが行方不明になることもほぼ無いし -- 名無しさん (2019-01-17 13 09 10) 王国篇はデッキの40枚しか持ちこみできないってルールあったけど、遊戯は37枚でデュエルしたのか。 -- 名無しさん (2019-03-01 12 01 51) ↑違う。船の中では枚数制限なしでデッキ交換も自由。島に来てから40枚制限がある。これはゴースト骨塚戦で杏子が明言している(規定枚数以上は島に着いた時点でスタッフが没収)。 -- 名無しさん (2019-03-01 13 20 11) レアハンターのデッキについて書いてあるけどじゃあ当時のカードプールでこれ以上できることって何よ?と言われると難しい気がする…防御カードに罠も積むくらい? -- 名無しさん (2019-08-15 02 26 13) ↑遺言状+クリッターかウィッチをキャノソル射出繰り返してエクゾ完成。ワンキルなしでもせめて強欲な壺も入れたり聖なる魔術師でドロソの回収とか補充要員で落ちたパーツを回収出来る様にしないと(特に複数パーツ積んでるなら尚更) -- 名無しさん (2019-08-15 10 30 19) ↑ああ、OCGと比較しての話だったのか、そりゃド素人以下だわ。どうも疑問そのものがトンチンカンだったみたい。申し訳ない -- 名無しさん (2019-08-16 05 42 11) あと、揚げ足取りみたいになっちゃうけど、当時はエラッタ前だからクリッターウィッチは施しや葬儀屋で落とすだけでいいのと、まだ補充要員はないよ。 -- 名無しさん (2019-08-16 05 55 02) そういや真エクゾディアとか言うのが出たよね、封印パーツ4枚のみとこいつを場に出すまで必要だからエクゾチェンジは使えないけど -- 名無しさん (2020-01-04 15 37 11) エグゾディアってエジプト神話モチーフってのは見てわかるんだけどモデルとかいるのかな?神なのか、それともファラオなのか -- 名無しさん (2020-05-14 02 02 43) ↑ 恐らくオシリス神かと。セト神にバラバラにされたって話がある。 -- 名無しさん (2020-05-14 02 17 42) ↑オシリス神にそういう逸話あるのか・・・遊戯がエグゾディアで瀬人を倒せたって思うとちょっと感慨深いものがあるな -- 名無しさん (2020-05-16 00 26 35) 右手光らせれる主人公が持ってちゃいけないカードだわな -- 名無しさん (2020-06-05 22 07 17) ほんとに蟲野郎はとんでもない事してくれたよなぁ…激レアカードを海に捨てるなんて言語道断過ぎる -- 名無しさん (2020-06-05 22 43 22) いい加減「エグゾディア」じゃなくて「エクゾディア」っていうのを覚えて欲しい -- 名無しさん (2020-07-25 01 38 36) エグゾード・フレイムとかいうかっこいい必殺技持ってるのが悪い -- 名無しさん (2020-09-19 15 59 43) なんとなくフォルムが今川版ジャイアントロボっぽいんだけど、ネクロスのカラーリング的に意外と(広義の方の)確信犯だったりするんだろうか -- 名無しさん (2020-09-23 23 12 01) 比較するのも野暮な気がするが記憶編(遊戯王史実の古代エジプト)準拠だと三幻神とどっちが格上なのだろうか? -- 名無しさん (2020-09-24 00 46 46) ↑三幻神は王のみが使える、と考えるとエクゾディアの方が一枚下なのかも -- 名無しさん (2020-10-18 03 51 18) アイディアの根源は夜のスピリットかな? -- 名無しさん (2020-10-18 06 00 43) なんでテキストを『勝利が決定する』から『デュエルに勝利する』に変えたんだろ?まさか某戦士のネタ動画を想定したわけでもあるまいに…… -- 名無しさん (2021-07-01 22 13 28) 「エクゾディアのオネショ」の元ネタは何ぞ? -- 名無しさん (2021-07-02 06 24 15) リンクダルクというエクゾディアサーチャーが現れてしまったな -- 名無しさん (2021-10-13 21 34 21) マスターデュエルだと図書館エグゾが普通に地雷枠で闊歩してるから、オンラインで出会ったら死亡確定なの本当ひで -- 名無しさん (2022-02-05 18 40 47) 「一晩で考えた」時のM Wのルールだと←そもそもエクゾディアが手札がある時期の登場だからそんな仮定は意味がない。初期はシンクロ召喚がないからチューナーは意味不明なカードとか言ってるようなもん。 -- 名無しさん (2022-03-17 09 13 30) ↑いや、その理屈はおかしい。 -- 名無しさん (2022-03-17 10 17 12) ↑6 マッチキルカードが現れたせいで、「マッチに勝利する」ではないことを示す必要が出てしまったからだろう -- 名無しさん (2022-03-17 10 18 47) 他のカードゲームと比べてもあまりにも強すぎる特殊勝利だよな…… -- 名無しさん (2022-03-17 23 06 37) ↑5一番成功率の高いパンダエクゾですらそこまででもないから負けるのは大体運が悪いだけだよ。図書館なんてもっと成功率低い -- 名無しさん (2022-04-04 22 49 26) ↑6↑1 尚、マスターデュエル初体験の狩野英孝が初戦で図書館エクゾに当たってしまい見事にワンキルさせられた模様。そして公式にRTされる -- 名無しさん (2022-11-21 11 22 00) ↑9亀だけど「エクゾディアのオネショ」はかなり昔のVジャンプの読者はがきコーナーが初出のはず。Rとか漫画GX連載していた時期だったと思う -- 名無しさん (2023-02-05 15 50 26) これのネタ画像で、脚パーツを左右逆にしてケツからなにかを噴射してる画像あったね。 -- 名無しさん (2023-04-25 17 09 58) INFINITY FORBIDDENにてまさかのテーマ化 -- 名無しさん (2024-04-30 14 49 06) 千年、ミレニアムはエクシーズデッキに出張性能高くて欲しいなあ・・・ -- 名無しさん (2024-05-07 21 08 34) 名前 コメント
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一部本来の遊戯王にもよくある事が混じってます 1話から攻撃力10000?を出したり いきなり幼なじみ?が2人?転校してきたり 人を抱き枕にしたり? 9歳の子供?達が?デュエルギャング?を退治したり 11人兄弟だったり かかと落としで車を粉砕したり するのは遊戯王シューティングスターではよくある事である。